2013.6.29
包丁野郎
息子のお気に入りのおもちゃは、包丁で切って遊ぶ野菜セットです。
しかし最近、野菜を切るのに飽きたのか、包丁だけ持って家の中をウロウロしてます。
これじゃただの通り魔です。野菜を切れ野菜を。
なにっ!?
野菜を切ったのはいいが、ピーマンとぶどうをくっつけてやがる!!!
ダメだーッッ!!!それは遺伝子組み換えだァーッッ!!!
2013.6.29
息子のお気に入りのおもちゃは、包丁で切って遊ぶ野菜セットです。
しかし最近、野菜を切るのに飽きたのか、包丁だけ持って家の中をウロウロしてます。
これじゃただの通り魔です。野菜を切れ野菜を。
なにっ!?
野菜を切ったのはいいが、ピーマンとぶどうをくっつけてやがる!!!
ダメだーッッ!!!それは遺伝子組み換えだァーッッ!!!
2013.6.26
なんとですね、6月24日ですよ。
6月24日に田植えが終わったんですよ。
本当は6月5日に田植えする予定が、「どんなに水を入れても田んぼに全く水が溜まらずに代かきができない」という罠に引っかかり、こんなに遅くなってしまったわけです。
3週間水を入れ続け、ようやく代かきできるくらいに水がたまったわけなんですが、多分、田んぼの地下にいたずらモグラくんが2万匹くらいいたんでしょうかね。もしくは地底人がいて、田んぼから落ちてくる水を飲み水として利用していたとか。そうとしか考えられないくらい水が漏れ漏れな田んぼだったわけです。
で、なんとかかんとか田植えできたわけですが、田植え中、やっぱり道行く人に「田植え、遅いね」って言われるんです。そりゃあそのはず、この辺は食用米の田植えはどんなに遅くても6月中旬には終わってますからね。
「田植え、遅いね」って言われても、「ええ、田植え、遅いっすよ」って言うしかないんですよね。「田植えの遅さでギネス目指してんすよ」って強がるしかなかったですよ。
もちろん店長も田植え機を操りました。
もっと近距離の写真もあるんですが、髪を切りたてのうえ、セットしていないので髪型が「出来損ないのタラちゃん」みたいになっておりまして、鑑賞に耐えうるビジュアルではなかったんですよね。
さて、田植えして3日後、つまり明日にはチェーン除草が待っております。
やるしかねぇ!
2013.6.20
「今考えると、なんでそんなものに熱中していたんだろう」ってこと、ありますよね。
店長はその昔、「マツケンサンバ」を本気で練習していた時期がありました。
ある日、いつものようにパソコンでマツケンサンバの動画をチェックしながら、見よう見まねでサンバのステップを踏んでいたところ、別に遊ぶ約束をしていたわけでもないのに突如部屋に入ってきた友人に完全に目撃されてしまいました。
友人は一瞬あぜんとしましたが、すぐにパソコンで流れている動画に気づきました。
友人「マツケンサンバ・・・踊ってたの?」
店長「あ・・ああ、ちょっと練習してたんだけど・・・」
友人「・・・」
店長「・・・」
店長「・・・ど、どう・・・?ぱっと見、ちゃんと踊れてた・・・?」
友人「・・・」
友人「・・・」
友人「いや・・・」
友人「・・・病気かなんかでフラフラしてるのかと思った・・・」
友人「・・・」
店長「・・・」
友人の冷めた目を見たその瞬間、店長のマツケンサンバブームは地球の裏側くらいまですっ飛んでいきました。
なぜそんなことを突然思い出したのかと言いますと、なんとなくyoutube巡りをしていたら、たまたまマツケンサンバの動画を発見したからです。
追記:
目撃と言えばこんなことがありました。
店長がランボルギーニ好きなのは先日のブログでお伝えいたしましたが、そのランボルギーニの車種である「ディアブロ」をパソコンで調べていたときの話です。
ランボルギーニ・ディアブロ
「ディアブロ」はスペイン語で「悪魔」という意味があり、そういったことから、日本でこのランボルギーニ・ディアブロに乗っている方々の同好会の一つに「悪魔集会」という名前の会があります。
その「悪魔集会」をパソコンで検索し、その集会に参加している人のサイトやらディアブロの画像やらを見て、見終わったのでパソコンをパタンと閉じたんですね。昔はノートパソコンを使っていたんです。
んで、しばらくしたら友人が遊びにきたんですが、彼はパソコンを持っていないので、店長の家に来ては店長のパソコンでいろいろ検索したりゲームをしたりしてたんですね。
で、その日もいつものように「ちょっとパソコン借りるわー」なんつって、店長は「あいよー」ってな感じだったんですよ。
ちょっと経って、パソコンの前に座った友人がピクリとも動いていないような気配がしましたんで、横目でチラッと見ましたら、なんか能面のようなツラで画面を見つめているんです。
参考画像:実際の能面
どうしたのかな、と思ってパソコンを見ると・・・・なんだ、インターネットブラウザが映っているだけじゃん・・・・いや・・・・これは・・・・!
そこには、インターネットブラウザの検索窓に、前回店長が検索した「悪魔集会」というキーワードが表示されているではありませんか。
ランボルギーニ・ディアブロに興味のある人間でなければ、普通の人は「悪魔集会」と聞いたら、100%「黒魔術系の危ない集会」を連想してしまいます。
すなわち、友人の思考回路内では「悪魔集会」というキーワードは取り急ぎ「黒魔術の集会(ミサ)」へと変換され、
「こいつ、悪魔集会って検索してやがる」
↓
「こいつ、悪魔集会に興味があるんだ」
↓
「こいつ、ヤバイやつだ」
と勘違いしてしまったわけです。
取り繕うのもアレなんですが、勘違いされたままなのもいろいろ困るんで「いや、違うんだよ」と声をかけたんです。
しかし、よく考えたら「いや、違うんだよ」という言い訳の言葉を発する場合は大体違わない場合が多いので、それに感づいた友人も「ハハッ・・悪魔集会って面白いの?」と引きつった笑顔で話を合わせて来ました。
興味があると装いこちらに媚びることで、なんとか黒魔術をかけられるのを避けようとしているようで、友人をここまで追い詰めた自分はなんてバカなんだと反省した記憶があります。
2013.6.15
いや〜、真面目な文章を書くと疲れますよね。
店長は実際には書いてる文章の内容ほど真面目な人間ではないので尚更です。
そんな時はフェムちんのブラッシングで気分一新です。
最後にブラッシングしたのがいつか忘れましたが、ゴールデンレトリーバーの特徴であるモフモフっぷりが度を過ぎてきたので、そろそろブラッシングすることにしました。
一時間かけて気合いのブラッシングを施すと、こんなにたくさんの毛が抜けました。
「思いのほか毛が取れたなぁ〜。この毛でもう一匹フェムちんが作れるんじゃないの?」
「いいからメシの時間だワン」
ブラッシング中に5箇所も蚊に刺されちまいましたよ。
2013.6.15
6月14日の熊日朝刊にこんな社説が掲載されておりました。
クリックで拡大します
熊本市は人口73万人の水道水を地下水で補うことのできるという世界でもまれに見る地下水都市であり、50万人以上の人口を全て地下水で補う都市としては日本でただ一つの都市なのですが、その地下水の汚染が年々進行しているという内容の社説です。
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地下水の豊富な熊本市ですが、その地下水が一体どこから流れてきているのかと言いますと、実は当店のある阿蘇地方が大元となっているのはご存知でしょうか。
阿蘇地方に降った雨は、3分の1は空気中に蒸発し、3分の1は河川を通じて海へ流れます。
残りの3分の1は地面に浸透し、実に20年以上もの時間をかけて大地の中を流れ、やがて熊本平野部へと到達します。
雨水の浸透する場所の内訳を見ると、山地が13%、畑や草地等が41%、そして水田が46%となっております。
そうです!
何を隠そう阿蘇地方の水田は、日本一の地下水都市である熊本の「天然ミネラルウォーターシステム」を支える最も重要な機能を持っているのです。
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この社説では地下水汚染の主な原因として「畑などへの過剰な施肥」や「家畜排泄物の不適切な処理」を挙げております。
地下水の汚染原因は地中に含まれる「硝酸態窒素」ですが、これは主に畑や水田に使用される化学肥料や、牛堆肥、鶏糞、豚糞などの動物性堆肥により発生します。
動物性堆肥は基本的に無化学肥料ですので分類的には「有機肥料」です。
「有機」と聞くと一見環境に害はなさそうなのですが、堆肥の質と使用する量によっては、硝酸態窒素はしっかり発生します。
「有機だからどれだけ撒いても環境に害はない」と勘違いされてる農家も多く、中には田んぼに数トンもの堆肥を撒いて「化学肥料を使わない環境に優しい農業です」なんて言っちゃってる農家もいますが、これは全くもって間違いであり、実際には有機肥料の施肥も「必要最低限の量」に留めなければならないのですが、 米の収穫量が多くなることへの期待感や堆肥を入れなければ米は育たないとの先入観などから、過剰な施肥が減ることはありません。
しかも畑や水田に最も使用されている「牛堆肥」は、非常に値段が安く、中には近所の牛農家からタダ同然でもらえる場合もあるので過剰に施肥される場合が多く、場合によってはお金を出して買わなければならないために使用する量もそれほど多くない化学肥料よりも、多くの硝酸態窒素を発生させている場合もあるそうです。
これは「名ばかりの有機農法」と言っても過言ではない、完全に誤った環境保全型農業です。
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お客様より「無化学肥料栽培と自然栽培の違い」を聞かれることがあります。
「無化学肥料栽培は化学肥料を使用せずに有機性肥料のみを使用した栽培方法であり、一方の自然栽培は有機性肥料さえも一切使用しない栽培方法です」
そう答えると、大体のお客様は次「なぜ有機肥料も使用しないのですか」と聞いてこられます。
自然栽培の目的は生産者それぞれでしょうから一概に答えることはできませんが、当社「農業生産法人アソノナカ」が自然栽培を行うその大きな理由の一つに「地下水の保護」があります。
阿蘇の水田は熊本の地下水を支える重要な機能を持っているということは、裏を返せば「阿蘇の水田を汚染する=熊本の地下水が汚染される」ということです。
「自然栽培」は堆肥は一切使用しません。窒素分が少なめである植物性の有機肥料も使用しません。田んぼに生えている雑草以外は何も入れません。
もちろん雑草や稲にも窒素分は含まれておりますが、地下水を汚染するほどの硝酸態窒素を発生させることはありません。
人間に対する安全だけでなく環境のことを考えると、突き詰めれば無施肥栽培に行き着くのは、熊本の水資源を守る第一線にいる阿蘇の米農家にとっては必然であるのかもしれません。
もちろん、堆肥をきちんと使用している農家も数多くいらっしゃいます。
当店で販売している米農家さんたちはきちんと有機肥料の使用目的と使用量を理解しており、発酵が不十分な堆肥の使用や過剰な施肥は行なっておりません。
そもそも植物の成長に硝酸態窒素は欠かせない成分であり、これが不足すると作物はきちんと育ちません。
窒素分の少ない土壌に堆肥を施肥するということは土壌科学性の改善という観点で非常に有効であり、特に肥沃でない土壌ではとても有効な土壌改善方法でもあります。
作物が吸収する硝酸態窒素の量を考慮し適切な施肥を行えば、土壌に流出する硝酸態窒素も少なくなり、決して環境に悪影響を及ぼすことはないのです。
有機肥料もダメとか自然栽培のほうがイイとかいう話ではなく、要は「農業は時に環境に対して大きな悪影響を及ぼす」ということをきちんと理解した上で農業を行なっているのかどうかが大事なんですね。
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熊本市中心部のあるホテルの洗面台には「熊本市の水道水は、阿蘇の天然地下水100%ミネラルウォーターです」と書いてあるカードが貼ってあります。
そのカードが今後10年、20年、50年と貼り続けられような農業を行う。
これが本当の「環境保全型農業」だと私は思います。