阿蘇のなかブログ

6月末に田植えを終えて、7月は除草機掛けの毎日。

 

そんでもって、あっという間にもう9月です。

 

 

 

もうすぐ稲刈りが始まるということで、全生産者の田んぼを回ってきました。

 




 

まずは北野鉄矢さんのコシヒカリ。

今年は天候不順により稲刈りが遅れるため、9月15日頃の収穫となりそうです。

 

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次は長野さんのコシヒカリ。こちらも稲刈りは9月15日頃の予定。

 

田んぼの入り口にはヒエの群れが横たわっております。

こりゃ相当手除草を頑張ったご様子ですね。

 

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次は山奥にある北野鉄矢さんのヒノヒカリの田んぼ。

 

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ここの田んぼはスゴイ。

 

畦の草はきっちり切られてるどころか切った草が一本たりとも放置されておらず、さらに線路脇の高さ4mほどの土手までも手入れされております。

 

写真と文章だけではお伝えすることは難しいですが、なんと言いますか、「田んぼの見本」のような田んぼです。

 

同じ米農家としてレベルの違いを見せつけられまして、ワタクシ、少しばかり心が折れました

 

 




 

お次は藤原勝義さんの田んぼ。

こちらはヒノヒカリですので、稲刈りは10月中旬頃。

そのため穂は出揃っておりますが登熟は進んでおらず、田はまだ青々としております。

 

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この妙な田んぼは高島さんの田んぼ。

 

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一枚の田に古代米を含む数種類のお米を植えておりますので、稲も背が低いものや高いもの、まだ穂が出てないものもあれば赤い穂をつけているものなど様々です。

 

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手前の背が低いのがイセヒカリ、背が高く赤い穂をつけているのが香り米です。

同じお米でもこんなに背丈も穂の色も違うんですね。

 

 




 

高島さんの田んぼのお隣にあるのが緒方孝行さんの田んぼ。

 

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緒方さんの田んぼも北野鉄矢さんの田んぼと同じく、無農薬栽培なのに雑草が非常に少ないです。

 

朝は早よから夜は遅くまで田んぼに入って草を抜いているからこんなに綺麗なんですね。

 

 




 

喜多のライスセンターの横にあるのが後藤松子さんの田んぼ。

けどよく見たら間違えて「山田錦」の田んぼの写真を撮ってきちゃったみたい。

 

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この田んぼの一段上の小さい看板が見える田んぼがヒノヒカリの田んぼです。

 




 

 

同じくライスセンター横にある北野悦之さんのヒノヒカリの田んぼ。

 

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そういえば先日通った時は大学生を雇って除草に精を出しておりました。

 

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そして現在。

ちらほら見えるヒエの姿に、店長も思わず安堵しました。

よかった、ヒエを全部取りきれないのはウチだけじゃなかったんだ・・・。

 

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まぁウチの田んぼより全然少ないんですけど・・・。

 




 

 

次はちょっと離れて、久木野の井芹さんの田んぼへ。

井芹さんは今年からヒノヒカリになりましたので、収穫は10月中頃。

 

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店長が行った時、ちょうど井芹さんが田んぼ近くで作業しておりました。

 

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「恥ずかしいから雑草はあんまり写さないでね」と井芹さん。

 

いや、このくらいウチの田んぼに比べればないも同然なんですけど!

 




 

 

お次は井芹さんのお隣の工藤さんちへGo。

工藤さんはご不在だったので、家の裏手の田んぼへ。

 

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元々地力が高いので特に肥料は入れずに育てていた工藤さんの田んぼ。

今年はカバークロップ(れんげ)の使用も止めて、井芹さんとともに自然栽培へ移行されました。

 

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ウチの田んぼはこれだけコナギが生えてたら茎は10本に満たないくらいのヒョロヒョロ稲になっちゃうんですけど、工藤さんとこは地力が高いだけあって結構分けつしてますね。うらやましい!

 




 

 

お次は同じく久木野の栃原さんの田んぼ。

いつ来てもいい景色ですな、ここの田んぼは。

 

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栃原さん、新たに「あめんぼ号」という除草機を購入して気合を入れて除草したそうですが、少し時期が遅かったのかヒエの姿も結構見えますね。

 

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穂が適度に登熟するまでは田んぼに入らないほうがいいので、ヒエは生えてても放っておきます。

稲刈り前になったら田んぼに入ってヒエの先っちょを鎌で切り取っていくのです。

 




 

 

お次は宇都宮さんの田んぼ。

 

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宇都宮さんも8月は延々と手除草を行っていたそうで、その甲斐あってか、田んぼは非常に綺麗です。

 

同じく延々と除草を行ったにも関わらず、結局はヒエボーボーになったウチの田んぼとは大違いです。

 

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宇都宮さん、今年はササニシキとコシヒカリとヒノヒカリを栽培しております。

コシヒカリは結構熟れてますね。

 

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このコシヒカリ、天候不順の影響で収穫日がなかなか定まらないそうですが、今のところ9月15日頃に稲刈り予定だそうです。

 




 

 

次は移動して大森さん。

大森さんも今年はコシヒカリとササニシキとヒノヒカリを作っております。

 

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コシヒカリとササニシキはもうじき収穫。

天候次第ですが、今のところ9月14日に稲刈り予定です。

 

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「めちゃくちゃ除草頑張りました!」と仰っていた通り、草も非常に少ないです。

 




 

 

こちらは今年から無農薬栽培でお米を作る増田十九男(ますだとくお)さん夫妻の田んぼ。

場所が分からなかったので北野悦之さんに案内してもらいました。

 

 

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田んぼは南阿蘇村でも最も阿蘇山に近い、ずっとずっと山の上のほうにありました。

 

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こちらが増田さん。

 

 

米作りについて話を聞いていたんですが、「こりゃすごい人を発見してしまった!」と感激しましたね。

 

 

雑草が全然生えてないので除草機掛けを相当頑張られたんだな、と思っていたら、ところがどっこい!

 

 

除草機掛けは一回だけで、後は奥さんと二人で「手で土を掻きまして除草した」そうです。えっと・・・それってどういうことですか・・・?

 

 

 

「いや〜、大変だったんですけどね、無農薬に切り替えて草ぼうぼうになったらご近所さんに笑われますしね、かなり大変なんですけどどうせならもうとことん頑張ろうと思いましてね、だからこうやって稲の周りを手で掻くわけですよ、こうやってね、そうそう、こう!そうしますとちっちゃい草は抜けちゃうんですよね、でも最初の一回目でちゃんと掻いとかなきゃダメですね、二回目する時にサボった部分に草がビッシリ生えてるんでその分大変になっちゃいますね、あとね、やってる最中は田んぼの向こう側を見たらダメですね、心がめげちゃいますからね、手元だけを見てずーっとやってりゃいつかは終わるわけですしね」

 

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なんてこった・・・。

店長の頑張りなんてまだまだなんだな・・・。

 

 

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品種はヒノヒカリですので、入荷は10月中頃を予定しております。

 




 

 

南阿蘇に分かれを告げ、お次は阿蘇市。

 

まずは五嶋義行さんの田んぼから。

 

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写真はコシヒカリの田んぼ。

穂が不揃いにみえますが、五嶋さんは除草機掛けの事情により端の列はヒノヒカリを植えているためです。

 

稲刈りは10月初旬くらいを予定。

 




 

 

雨が降りそうになってきたのでダッシュで回ります。

 

お次は西田さんの田んぼ。

品種はコシヒカリです。

 

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コナギは少しありますが、ヒエは全然出てませんね。さすがです。

 

収穫は10月初旬を予定。

 




 

 

次は下村農園の田んぼ。

 

今年、新たに3輪タイプの水田除草機を導入したそうですが果たして。

 

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4haとかなり広めの面積で無農薬栽培をやられている割にはしっかり管理が行き届いており、ヒエも少なめ。

 

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ちょうど花が咲き終わったくらいですね、

品種はヒノヒカリで、収穫は10月中旬頃。

 




 

 

次は後藤朋子さんの田んぼへ。

 

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もうアイガモは引き上げておりますのでその姿は見えませんが、アイガモたちのおかげで雑草対策は完璧。

 

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最後は産山村の酒井さんの田んぼへ・・・と思ったら、ここで雨が降りだしたので今日はここで中止です。

 

 

 

いや〜、こうしてみなさんの田んぼを見ると私なんてまだまだ頑張りが足りないって痛感させられますね。