阿蘇のなかブログ
  • 2014.3.17

    米作り

  • 米販売に関する没ネタ

当社が作った「25年度産 阿蘇のなかの自然栽培ヒノヒカリ」ですが、ありがたいことに2月に完売となりました。
ご購入いただきましたお客様、本当にありがとうございました。

 

さて、完売となったことでちょっと困ったことが起きました。

 

実はこの「阿蘇のなかの自然栽培ヒノヒカリ」の販売に関してある企画を考えており、4月になったら始動させようと思っておりましたが、早々に完売となりましたのでその計画が頓挫してしまったのです。

 

 

しかしこの企画を世に出さないのはもったいない!

 

というわけで、ブログで公開することにしました。

 

 

 

 

その名も「阿蘇の谷のヒノヒカリ」。

 

 

阿蘇の谷のヒノヒカリ

 

 

 

〜そうじゃのう・・・。

何から話せばいいのやら・・・。

 

 

・・・いいかお前たち、話す前に言っておくぞ。

これは全て真実の話じゃ・・・。

 

 

・・・ある朝。

ワシはいつものように田んぼ横の農道を散歩しておった。

 

散歩

 

ふと田んぼを見ると、もう稲刈りを待つだけとなった黄金色に染まった稲の中に、青い服を着た人が立っているのに気がついたのじゃ。

 

なんだあれは

 

 

青い服の人

 

 

その青い服を着た人を見た瞬間、ワシははっきりと思い出したのじゃ!

 

 

ワシが小さい頃・・・大婆様が繰り返し聞かせてくれたあの言葉・・・・!

 

そう・・・この地に古くから伝わる言い伝えじゃ・・・!

 

 

青き衣の者

 

 

「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。」

 

 

予言の人

 

 

農薬や化学肥料の使用によって大地が荒れ果てた時、青き衣を纏った救世主がどこからか現れ、やがてこの地を清浄な地へと導くという予言じゃ・・・・!

 

 

ワシは確信した・・・!

ついに救世主がこの阿蘇に現れたのだと・・・・!!

 

 

稲の声を聞いているぞこいつ 

 

な・・・なんといういたわり友愛じゃ・・・!

ヒノヒカリ心を開いておる・・・!

 

おお・・・しまいにゃヒノヒカリの声を聞いていおるぞコイツ・・・!

 

 

その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし・・・

 

 

 

念力で稲を刈る

 

 

古き言い伝えはまことであった・・・!

 

 

 

ラン ランララランランラン ラン ランラララン

ランラン ララララランランラン ララララランランラン・・・

 

 

 

 

終わり

 

 

 

 

ブログでもとりあげました当店のカメラ「D800」ですが、このカメラ、動画も撮れるんですよ。

 

というわけで「阿蘇のなかの自然栽培ヒノヒカリ」の稲刈りと籾摺りの様子を動画で撮り、編集してみました。

 



 

なかなかいいんじゃないの〜〜?

今回、初めて動画を編集したんですが、結構簡単ですね。

 

来年度のお米は全ての生産者の米作りの様子を動画に収めて、カッコ良く編集してページに載せたいですね。

 

 

 

稲刈りしてもらった笠野さんとこで乾燥&籾摺りをやってもらいました。

 

籾摺り

 

乾燥機により水分量15%程度まで乾燥された籾を籾摺り機にかけて籾を取り除いていきます。

 

籾摺り機

 

籾殻を取り除かれたお米が「玄米」なわけですね。

籾はライスセンター裏手に吹き飛ばされて積み上げられていきます。

 

籾山

 

玄米となったお米は色彩選別機「ピカ選」に通して、雑草の種や石などの異物を排除していきます。

 

ピカ選

 

ピカ選欲しいィィイイイ!!

しかしこれ、300万円もするんですぜ。うう、買えない。

袋詰め

異物を弾いて綺麗になったお米は計量器で自動的に30kgずつ袋に入れられていきます。

袋を結べば、ホイ、完成。

結び方を教わるの図

そういや袋の結び方をちゃんと習ったことない店長。

笠野さんのお父上からプロの結び方を教わります。

大森さん

途中、南阿蘇で無農薬栽培米を作っている大森さんがお米をパレットに積み上げる作業を手伝ってくれました。ありがとうございます!

 

この後高島和子さんが来たのですが、初対面であった大森さんと意気投合し、「来年喜多いきいきくらぶに入って無農薬栽培で酒米作りせんね〜」、「おお、それは面白そうですね話聞かせてください〜」と話が進んでおりました。

終わったぜ

 

これにて阿蘇のなかの自然栽培ヒノヒカリ作りも終了。

もうすぐ発売開始ですよ。

 

本日11月5日、阿蘇のなかのヒノヒカリの稲刈りが終わりました。

 

間違いなく普通のうるち米では阿蘇で最も遅い稲刈りでしょうね。

 

稲刈り

 

稲刈りは笠野さんにお願いいたしました。

笠野さんとこには色彩選別機があるので、草ボーボーだった阿蘇のなかの米に入っているヒエなどもきれいサッパリ取り除いてくれます。

 

笠野さんに刈ってもらう

 

この日、用事があってたまたま笠野さんに電話した宇都宮さん。

笠野さんに「阿蘇のなかの稲刈りしてるよ」と聞き、わざわざ南阿蘇から手伝いに来て下さいました。

宇都宮さん

 

しっかし、昨年の稲刈りと違って、楽のなんの。

昨年のバインダー刈り&掛け干しは5人がかりで丸3日もかかったのに、今年は3倍の面積で時間は5時間くらいしかかかりませんでした。

 

稲刈り

刈り取った籾は籾袋に入れ、まとめてトラックで笠野さんのライスセンターへ運びます。うーん、僕たちやることないぜ。

 

がんくれ

 

途中でやってきたウチの小僧。

写真を撮ってくれている宇都宮さんに激しくガンを飛ばしております。

 

というわけで、「阿蘇のなかの自然栽培ヒノヒカリ」、今週末より発売開始予定です。

もうすぐ発売

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだこいつは

 

!?

 

くまもんがいるぞ

 

 

!!??

 

  • 2013.9.5

    米作り

  • 環境保全型農業技術研究会

先日、「環境保全型農業技術研究会2013夏期現地勉強会阿蘇菊池大会」に行ってまいりました。

 

 

 

え?なんて言ったか分からないですって?

 

もう一度だけ言いますよ。

「環境保全型農業技術研究会2013夏期現地勉強会阿蘇菊池大会」です。

 

 

ひらがなで書くと「かんきょうほぜんがたのうぎょうぎじゅつけんきゅうかいにせんじゅうさんかきげんちべんきょうかいあそきくちたいかい」です。

 

 

ローマ字で書くと「kankyohozengatagijyutsukenkyukai2013kakigenchibenkyoaefpooaifu-]7-v@qpew[/our-0a7-dfihq@wperhad7g^・・・すいません、途中からどうでもよくなったので適当に書いてしまいました。

 

 

環境保全型農業技術研究会(略して環保研)とは、人の安全や環境へ負担の少ない「環境保全型農業」の研究を目的とし、東海大学農学部教授である片野學会長を中心に主に阿蘇近隣の有機農家で結成された研究会でございます。

 

 

店長も会員ですので、環保研の集まりにはちょくちょく参加させていただいております。

ちなみに環保研の副会長はあか牛の井信行さんです。

 

 

 

今回の勉強会は南阿蘇村で自然栽培による酒米作りを行う「喜多いきいきくらぶ」の水田の見学ツアーでした。

喜多いきいきくらぶといえば、当店で販売しております酒粕(現在は在庫切れ)に使用されておりますのがまさに喜多いきいきくらぶの自然栽培山田錦です。

喜多いきいきくらぶは高島和子さん、北野悦之さん、北野鉄矢さん、藤原勝義さん、緒方孝行さん、長野訓之さん、笠野眞喜さんが加入しておりまして、なんと全員が阿蘇のなかでお米を取り扱いしているんですね。

 

人が多い

 

さて勉強会当日。

台風直撃かと思われたんですが、台風は直前になってなんとか温帯低気圧に変わったものの、やはり雲行きは怪しく時折雨が降っております。

 

というか、とっても参加者が多いですね。

田舎道にこんなに列をなして車が走るのは選挙の時くらいなもんです。

 

実は今回、喜多いきいきくらぶの山田錦を使って日本酒を作ってらっしゃいます酒造さんの地元である山口県から数十名の参加者にお越しいただいておりまして、そのためこのような大所帯となっております。

 

北野悦之さん

 

一枚目の水田の生産者は北野悦之さん。

参加者のみなさんに農法の説明を行ないます。

 

藤原勝義さん

次の田んぼへ移動します。

ここの山田錦の生産者は藤原勝義さんです。

 

北野鉄矢さん

お次は北野鉄矢の田んぼ。

 

除草剤を使用していないにも関わらず、この草の無さ。

畦の管理も徹底して行われており、米作りに対する意識の高さが伺えます。

 

北野鉄矢さんの田んぼを見た後に当店の田んぼを見たら、目が潰れますね。

 

高島さん

北野鉄矢さんの田んぼの隣りにあるのが、ご存知高島さんの四色田。

奥からミネアサヒ、黒米、香米、緑米と、一枚の田んぼで4種のお米を栽培しております。

 

ちなみに高島さんの山田錦を栽培している田んぼは線路の上を歩いていかなければ辿りつけないという秘境の地にありますので、今回の勉強会のルートには入っておりません。

 

緒方孝行さん

 

北野鉄矢さんの田んぼの隣りにある高島の田んぼの隣りにありますのが緒方孝行さんのヒノヒカリの田んぼ。

 

緒方孝行さんは東海大学のバスの運転手をされているのですが、少しでも仕事の時間が空くと田んぼに行って草取りを行っている、と東海大学の片野教授もその米作りの姿勢を絶賛されておりました。

 

長野訓之さん

少し離れて長野訓之さんの田んぼ。

除草回数や除草時期などを説明しております。

 

喜多公民館

一通り見学を終えましたら、喜多公民館へ移動し、改めて生産者から田んぼについての説明を行いました。

 

地獄温泉清風荘

夜は山口県からの参加者がお泊りになる「地獄温泉・清風荘」に移動し、生産者や地元の環保研の人も交えて懇談会を行いました。

山口県からの参加者にも農家の方が多数おられまして、面白い話を聞くことができました。

志しの高い農家は数は少ないものの、全国各地どこにでもおられますね。

これは阿蘇も負けてはいられません。

 

 

今回の勉強会は二日に渡って行われ、次の日は菊池市に移動し、菊池市の有機農家の水田の見学会があったんですが、店長は用事があり参加を断念。

 

 

しかし9月末に菊池の環保研主催の勉強会がありますので、また参加したいと思います。