2013.5.24
店長とランボルギーニ
店長には108つの野望があることはみなさんご存知でしょうが、その一つに「ランボルギーニに乗って田んぼの水を見に行く」というものがあります。
「ランボルギーニ・・・?ああ、痔に効くアレね」
いえ、それは多分ボラギノールなんですが、百聞は一見にしかず。
これがランボルギーニだ!!
そう、ランボルギーニとは車なんですね。
写真はランボルギーニの車種である「アヴェンタドール」です。
店長はこの車に乗って田んぼの水を見に行くという野望があるのです。
普通に考えれば田んぼの水は軽トラで見に行けばいいのですが、店長がこんなスーパーカーで田んぼの水を見に行かねばならないのには大きな理由があるのです。
【店長がランボルギーニで田んぼの水を見に行かねばならない理由・その1】
・ランボルギーニが好きだから
「店長はん、気は確かどすか〜」というツッコミが聞こえてきそうですが、まぁ聞いて。
今から23年前の1990年。
ランボルギーニより発売された「ディアブロ」に心わしづかみにされた当時小学生だった店長は「よっしゃ、将来ランボルギーニに乗ろう」と決意したのでした。
小学生の自分を裏切るわけにはいかねぇ。
ですのでランボルギーニの購入は、店長の人生に置いて当然達成すべき目標なのです。
【店長がランボルギーニで田んぼの水を見に行かねばならない理由・その2】
・アソノナカン・ドリームなんだよ!!
そうはいっても、阿蘇でこんなスーパーカーに乗ってる人はいません。
阿蘇というか、熊本にはほとんど存在しません。
ここら辺でたまに遭遇するフェラーリやランボルギーニのナンバーは当然の如く「福岡ナンバー」であり、たまに「北九州ナンバー」であり、たまに「久留米ナンバー」であり、どっちにしろ福岡のお金持ちばっかりなのです。
そんな光景を見ていると、将来スーパーカーに乗りたいと思っている子どもたちは「やっぱ都会にいかないとダメなんだな」と思うわけですよ。「田舎の所得じゃスーパーカー買えねぇ」と。「おら東京さ行くだ」と。
だが!
店長は買ってやる!
阿蘇に住んでるのに買ってやる!
米作ってランボルギーニ買ってやる!
おめーら見てろ、と。今の日本、都会でしか夢は実現できないと思ってるだろうが、店長なんてこんな田舎で、しかもお先真っ暗といわれる稲作でランボルギーニ買っちゃうもんね〜、と。
そう。
店長がなぜランボルギーニに乗って田んぼの水を見に行かねばならないのかといいますと、田舎でこの偉そうな車に乗ることにより、地方や農業に背を向ける若者に「どやどや」したいわけです。
疲労している地方都市・阿蘇において、「米作ってランボルギーニ乗ってる奴がいる」という事実だけで、とっても夢があると思いませんか、みなさん。
しかしここで一つ問題点。
店長の欲しいランボルギーニ・アヴェンタドールはお値段4200万円。
しかもこれは車両本体価格ですので、乗り出し価格は込み込み5000万円くらいです。
どっかの銀行が1200回ローン(100年ローン)くらいでローンを組ませてくれるならいいんですが、現実的にこの価格はちょっとどうにもできません。
どうにかならないかと一応財布を覗いて見ましたが、2000円も入ってました。
というわけで、現実的に選択肢に入るのは「ベビーランボ」と呼ばれる「ガヤルド」の中古。
よし、これだ。
これなら中古で1200万円だ。
冷静に考えたら5000万円が1200万円になったところで、どっちにしろちょっどどうにもできない価格なんですが、いや、これは2年後の話。2年後に買ってやる!
というわけで2年後、この「ガヤルド・スパイダー」の助手席に草刈機をのっけて朝から田んぼに行きますんでヨロシク。