2014.6.10
育苗の反省 〜2014〜
本日6月10日、第一回目の田植えを行いました。
いろいろあって、今年も田植えができるかどうか危ぶまれましたが、五嶋さんのご好意により、なんとか田植えできました。
さて、まだ田植えは全部終わってないけど、今年の苗作りの反省会だ!
【1.苗代は平坦にすること】
苗箱を田んぼに並べて育苗する場合、やっぱり「限りなく平坦」にしないとやっぱ成長に害が出ますね。
ちょっと斜めだったり、ちょっと苗箱の底に空間があるだけで、そこだけ苗が全然伸びませんもん。
また、平坦じゃないと水の浸かり具合にも差が出てきて、苗が完全に浸水してしまう部分も出てきますが、やはりそこも成長が止まってしまいました。
今年は結構頑張って均したつもりですが、もっとちゃんとしないといけないようです。
アイガモ米の後藤朋子さんなんて2アールくらいの苗代を何時間もかけて均していて、近所の人に「まだやってんの!?」って驚かれたとか言ってましたもん。
そんくらいやらないとダメなんですな!
【2.苗箱は上から密着させろ!】
youtubeでポット苗の苗代作りの動画を見てると、並べた苗箱を専用の鎮圧機で地面へ圧着させてるんですよね。
あれって単に平均のためだと思ってたんですが、ところがどっこいしょ。
きちんと上から圧着して苗箱と地面の間の隙間を抜かなければ、苗箱の下から出てきた根が地面に到達せず、苗の伸びが悪くなってしまいます。
苗箱並べたら上から板をのっけてガンガン踏んで鎮圧させるだけでずいぶん違っただろうに・・・・来年は必ずやるぞ!!鎮圧!!
【3.苗代は乾かすなよ!】
これも箱と地面の密着具合に関わってくる話なんですけど、今回、作業性を考えて苗代を乾かし気味に作ったわけですよ。ぬかるんだ状態だと苗を運びにくいですからね。
ですから代かきして平坦にした後、ちょっとヒビ割れるくらいに田んぼを乾かした後に苗箱を並べたわけです。
しかし、そうすると地面の微妙な凹凸が修正できないんですよね。
ぬかるんだ状態、つまり代かきした状態であれば多少地面に凹凸があっても上から苗箱をグッと押しこむだけで苗箱と地面はきちんと圧着するわけですよ。
しかし乾いた田んぼって、これが見た目以上に固い。だから苗箱を上からいくら踏んでも凹凸の修正は効きづらくなります。
というわけで来年はドロドロの状態で並べます。
【4.ラブシートは苗箱に折り込むな!】
田んぼに並べた苗は、そのままの状態では夜間の寒さにやられてしまうので、上からラブシートという不織布をかけて保温するんです。
そのラブシートはきちんと固定しておかないと風で飛ばされてしまうので、みなさんパイプで抑えたり、端っこに泥をかけて固定したりしてるんですが、今回ですね、私は苗箱にラブシートを潜り込ませる状態で折り込んで固定したんです。
これが失敗だった。
いざラブシートを剥がしてみたら、苗箱の端っこだけ見事に成長してないんです。
つぶさに観察すると、折り込んだラブシートが苗の根の成長を邪魔してるんです。
というわけで、みなさん、ラブシートは苗たちの成長の邪魔にならないように固定しましょうね。