2013.10.28
新しいレンズ
というわけで、壊れたので修理に出した高級レンズ。
高額な修理費にも関わらず修理を決意した理由として、「安いレンズでお茶を濁す訳にはいかない」なんて言ってましたが、そもそもレンズがないと写真が撮れないため、取り敢えず安いレンズでお茶を濁すことにしました。
購入したのは「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」。
お値段、2万円也。
「店長、アンタ、確かに安いレンズでお茶を濁すとは言ったけど、それはお茶を濁し過ぎじゃない?濁し過ぎてコーヒーになってない?」
ちょ、ちょっと待って!
確かに以前のレンズとは値段が一桁違いますけれど、このレンズは値段の割にとっても良いレンズなんですよ奥さん!
このレンズは「単焦点レンズ」と言いまして、自由に拡大縮小して撮影できる便利なズームレンズとは違い、画角が固定されているためにアップで撮りたけりゃ自分で近づいて、離れて撮りたけりゃ自分で離れなきゃいけないという不便さはあるものの、複雑なズーム機構を搭載していない分、とても画質がよいのが特徴なレンズ。
このレンズも2万円というレンズでは最も安価な部類であるものの、その画質には定評があるレンズです。
というわけでさっそくうちのボーイで試し撮りだ!!
やってきました阿蘇ミルク牧場。
大人300円、4才以下は入場無料と良心的な価格設定のため、お父さん大助かりです。
このレンズの特徴は安いわりにはクッキリとした解像感に優れ、なによりボケが美しいという点にあります。
もう一つの大きな特徴として「F値の低さ」があります。
このレンズはF1.8というF値なんですけど、この数値が低ければ低いほどレンズに光を多く取り込むことができ、暗いところで写真を撮りやすかったり、動く物を速いシャッタースピードでもってブレることなく撮れやすかったり、といった利点が生まれます。
反面、F値を小さく設定すると、ピント合わせが非常にシビアで、「顔をアップで撮ったら鼻にピントが合って目がぼやけてる」といった失敗も生まれます。
扱いは難しいですが、バシッと決まった時には高級レンズをも凌駕する写真を撮影できる単焦点レンズ。
なにが素晴らしいって、壊しても精神ダメージが少ないのがいいですよね。
というわけで普段はこのレンズをつけておいて、ここぞというときに高級レンズ使おうと思います。