阿蘇のなかブログ

現在、阿蘇市は大規模な水害に見舞われております。

 

当社近くの川も堤防が決壊。

幸い雨が止んだ後の決壊でしたので、当社は無事です。

堤防が決壊

 

上の写真、左に浅瀬みたいのが見えるので水位が浅く見えるかもしれませんが、これは流れてきた土砂が数m堆積している状態ですので、実際は川はタプタプ状態です。

 

当社は阿蘇外輪山より1kmほど離れた平地にあるんですが、その阿蘇外輪山の山麓にある地区は、それはもう悲惨なことになっております。

土砂崩れ

土砂崩れは起き、道は流木で塞がれ

辺り一面海に田んぼは海状態。

 

今、堤防の決壊した箇所に土のうを積む作業をしておりますが、この瞬間にも雨がじゃんじゃん降っております。

これはマズいです。

 

昼飯食ったらまた作業に行ってきます。

 

つい先日、掲載しました「井さんのコシヒカリ」。

 

その生産者である井さんが、7月11日の熊本日日新聞朝刊に載っておりました。

記事内容は、井さんのあか牛が三つ星を獲得したというもの。

井さんの新聞記事あか牛は赤身がとても美味しく、また、脂肪の少なくヘルシーなことから、近年注目を集めています。

 

その一方で、脂肪が少なく「霜降り」になりにくいので、既存の和牛認定基準に照らし合わせると評価が低くなりがちです。

既存の認定基準とは、「A5」とかいうあれです。最高ランクのA5などはビッシリ霜降りが入らないと獲得できないんですよね。

 

しかし、世の中には「霜降りなんて脂ばっかだからキライ」という方や、「年を取ってからは脂が多い肉は胃にキツい」ですとか「赤身大好き!」という方も多く、そういった方たちに存分にアピールできるように、近年、熊本県が中心となってあか牛独自の格付けを導入したのです。

 

このあか牛の格付け基準には「霜降り具合」などは一切なく、放牧期間国内産飼料の使用など、環境面を意識した認定基準が多いのが特徴です。

 

今回、井さんが三つ星を獲得できた理由に、認定基準の一つである「100%国産飼料で育てる」という項目を満たしたことがあります。

全ての餌を国産飼料で育てたあか牛は、全国初となるそうです。

 

 

そんな井さんのあか牛、実はもうすぐ当店で販売を開始いたします。

井さんと工場見学上の写真は3月に井さんと一緒に福岡にある食肉加工工場に見学に行った時の様子。

 

今回販売するあか牛は、前述の「あか牛認定」には出しておりませんので、星などはついていないんですが、三つ星を獲得した牛と同じ「100%国産飼料」で育てたあか牛でございます。

 

来週には販売開始する予定です。こうご期待!

井さんのあか牛

  • 2012.7.11

    米作り

  • 気合全開!竹ぼうき除草

ここ最近天気がよかったので、田んぼの雑草がモリモリ伸びてきました。

 

雑草だらけの田んぼど、どれが稲ですか・・・?

 

ちなみに付近の除草剤を使用している一般的な田んぼはというと・・・

慣行栽培の田んぼ

あらキレイ。

 

管理が楽そうで実に羨ましいですが、ペンペン草一本も生えてやしないことに恐ろしさを感じるのも正直なところです。

 

さて、先日チェーン除草を行いましたが、実施時期が遅れて効果がイマイチでした。

そこで今日使う道具は・・・

ホウキ除草

そう、竹ぼうきです。これを使ってどう除草するのかと言いますと・・・

竹ぼうき除草ウ〜〜〜

竹ぼうき除草オラァッ!!

 

そう、竹ぼうきで土を引っ掻き回すことにより雑草を抜いちまうという、とんでもない除草方法だ

 

「ヘイ店長、本当にそんな方法で除草できるっていうのかい?」とお考えのアナタ、これを御覧ください。

ぷかーんと浮かんできた雑草雑草プカプカ。抜けてる抜けてる。

 

しかしこの除草方法も絶大とは言い難い。

土質が「柔らかいトロトロした土」箇所であれば、たとえ雑草の根がはっていたとしても土ごと引っ掻き回すので草は抜けるのだが、

固い土質の箇所は竹ぼうきで掃いたくらいでは全く抜けません。

 

これは次なる除草方法を考えねば・・・・。しかも梅雨があけてピーカン照りになる前に。

 

 

それはそうと、この除草方法を行なっていると、道行く人の視線が痛い痛い。

なんせ田んぼの中を一生懸命ホウキで掃いてるんですからね。

頭がイカれたと思われても仕方のないところ。

 

そんな好奇な眼差しに、当初は

「フン、見てろよ。最後に笑うのは俺たち“阿蘇のなか”よ」

なんて思ってたんですが、2時間ほど経過し、疲れも出始め、さらには雨も降り始めると一転、

「ふえぇ、みんなそんなに見ないで〜。変なことしてスイマセンっす〜」

と、強気の姿勢もどこへやらへ。

 

とりあえず柔らかい土質の箇所の除草はできたんで、早めに切り上げました。

 

今日の除草には集荷&配送担当のただちゃんも参加。

ただちゃん

カッパを着ていなかったためにずぶ濡れになり、

行水最後はなぜか頭を洗っていました。

 

水木しげる風店長を描く。

ゲゲゲの店長我ながらいい出来だ。さて、いい加減仕事しよう。

  • 2012.7.10

    取材

  • 産山の秘境へ

今日も天気がいいのでバイクで取材。

産山村で無農薬米を作っている井さんの田んぼへゴー。

 

井さんの田んぼ産山村の山中で無農薬米を作っている井さん、今日は除草作業です。

 

取材も終わったので帰ろうとしたんですが、「この山道を上に登って行ったらどこに出るんだろう」という好奇心に駆られ、バイクで突入。

山のなか

10分くらい走ったけど、まだ山の中だぜ・・・。

ど・・・どこだここは。iPhoneで場所を確認、よし、圏外!

 

「これ以上登るな」という危険センサーがビンビンきたので、

そそくさと下ってきました。