2012.10.26
稲刈り近し
いよいよ「阿蘇のなか自然栽培古代米」の稲刈りが近づいております。
こんなことを言うとみなさん「ま〜だ刈ってないの?もう11月になるんですけど?」とお思いになるでしょうが、なんせ田植えが遅かったですからね。
今日田んぼを見に行ったところ、赤米と黒舞はそろそろ刈り時なんですが、緑米なんてまだまだ葉が青いんですよね。
いっそ12月25日に稲刈りして「クリスマス古代米」として売りだそうかと思ったりしたんですが、よく考えたら全然意味が分かんないんでやめときます。
さて。
阿蘇のなか古代米は一枚の田んぼに黒米の二種類と赤米と緑米の、
計四種類のお米を植えております。
ですのでコンバインでは刈れません。
コンバインで刈ると、一種類刈る度にコンバインを分解していちいち掃除しなきゃなりませんので、時間がかかり過ぎます。
従って阿蘇のなかの稲は「バインダー」という機械で刈ることになります。
しかしこのバインダーという機械、恥ずかしながら店長は見たことも聞いたこともありませんので、当然使い方も全く分かりません。
というわけで南阿蘇の自然栽培農家である高島和子さんがバインダーで稲刈りをすると聞きつけ、講習がてらお手伝いに行って参りました。
・・・と、バインダーの講習を受けたのはいいんですが、写真を撮り忘れました。
く〜、みなさんに見せたかったなぁ。店長の素晴らしいバインダー捌き。
初めて使うのに、まるで自分の手足のようにバインダーを巧みに操り、あっという間に稲を刈り終えましたからね。
田んぼの狭い隅っこも、往年のアイルトン・セナのように美しい流線を描きながら滑らかにカーブし、速やかかつ確実に次の稲ラインへ移動する・・・。
お手伝いにきてたみなさんも「き・・・君はバインダーを操るために生まれてきたようだ・・・・!!」と感激し、高島さんにも「もう教えることはなにもないわ・・・」と言わしめた、店長の素晴らしいバインダー捌き。
・・・と、写真も動画もないのをいいことにウソばかり言うのもそろそろ恥ずかしくなってきました。
本当は高島さんに「ダメ~!ちゃんと稲に対して姿勢をまっすぐして刈りなさ〜い!!」と怒られながら刈りました。
その後、バインダーで刈った稲を脱穀機にかけて籾を落としました。
その写真はちゃんと撮ってもらいました。
やっぱり写真だけじゃ伝わりませんね。動画撮っとけばよかったなぁ。
そりゃあすごかったですよ、店長の脱穀捌き。
まるで南阿蘇を流れる白川の如く静かに、しかし確実に稲を脱穀機へ流していく店長。
脱穀された籾たちも「え!?俺、いつ脱穀されたの?」なんていうくらいです。
お手伝いにきてたみなさんも「お・・おお・・・籾が・・・籾たちが喜んでいる・・・!!」とむせび泣き、高島さんも震えながら「す・・・すごい・・・!アナタは『人間脱穀機』よォ〜!!」と雄叫びをあげ・・・・
・・・・阿蘇のなか古代米の稲刈りは、来週行う予定です。