
生産者
宇都宮政志
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ササニシキ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
ササニシキの圃場 / 2〜5年以上
化学肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 2〜5年以上
肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 2〜5年以上
2016年の熊本地震により自宅と田んぼが被災したことから、昨年より南阿蘇村の阿蘇白川駅近くにお引越しされた宇都宮さん。新たに借りた田んぼでこれまで同様、農薬と肥料を使用せずお米を栽培しております。今年度はなかなか取材に行けませんでしたので、宇都宮さんが撮影した画像を掲載しております。
まずは種籾の脱芒から。前年の稲刈り時に翌年に使用する種籾を採取するのですが、種籾には「芒(のげ)」と呼ばれるヒゲのようなものが生えており、これが種まきの時に邪魔になりますので、これを専用の機械を通して取り除きます。
次に種籾の温湯消毒です。種籾を60℃のお湯に10分漬けることにより、種籾内の病原菌を殺菌します。
種籾の脱芒作業の様子
お湯だけで種籾を殺菌する
2016年の米作りから「ポット苗」での育苗に変更した宇都宮さん。今年もポット苗専用の種まき機で種まきを行います。
苗箱は田んぼに作った苗代に並べて田んぼの土で育てます。苗箱1箱あたり40g以下の超薄播きで、さらに苗箱の下から出た根が田んぼの土から肥料分を吸収して育つので、4葉以上のしっかりとした苗を作ることができます。
自宅ハウスの中で種まき作業
田んぼに作った苗代で育苗する
一風変わった形をしているポット田植機
2条の雁爪を押して土を撹拌し雑草を浮かせる
2018年10月3日、稲刈りを行いました。
同じ田んぼに緑米を植えておりますが、先日の雨でぬかるんでいるので途中で稲刈りを止め、ササニシキから刈ることになりました。
近所の農家さんからお借りしてきたという2条のコンバインで外周から刈っていきます。ササニシキを植えている部分もぬかるんでいる場所があるのですが、2条のコンバインは軽いので、うまくハマらずに刈ることができました。
ここの田んぼは2年前から借りたのですが、3年ほどは何も作っていなかったそうで、雑草、特にヒエが多かったのですが、今年は「多分100時間くらい入ったんじゃないかなぁ」というほど除草に費やしたそうで、田んぼの横には山積みになったヒエの山の姿がありました。
長年お米を作ってきたこれまでの田んぼとは別れを告げることになりましたが、田んぼを借りることができ、米作りを継続することができた宇都宮さん夫妻。今年も無事に無農薬・無施肥栽培のお米を収穫することができました。
宇都宮さんはコンバイン、明美さんは畦シート剥がし
緑米の植えている部分はぬかるんでいるが大丈夫そう
川が氾濫したため数年ほど何も作っていなかった田んぼだそう
手刈りした稲をコンバインで脱穀する
無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。
信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。
無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。
ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。
玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。