Kazuko Takashima
2017高島和子さん 29年度産商品ページ

平成29年度、熊本南阿蘇産。高島和子さんが作る、無農薬・無施肥栽培のお米。

平成29年度、熊本南阿蘇産。高島和子さんが作る、無農薬・無施肥栽培のお米。

この商品の生産情報

高島和子さん

生産者

高島和子さん

生産地

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

品種

ヒノヒカリ、亀の尾、ササニシキ

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

使用なし

農薬不使用の年数

ヒノヒカリの圃場 / 27年目
ササニシキの圃場 / 13年目
亀の尾の圃場 / 4年目

肥料不使用の年数

ヒノヒカリの圃場 / 13年目
ササニシキの圃場 / 13年目
亀の尾の圃場 / 4年目

種まき・育苗

2017年4月11日、高島和子さんが一回目の種まきを行いました。今年は亀の尾、ササニシキ、ヒノヒカリ、古代米を作付けしますので、順々に種まきを行っていきます。まずは亀の尾とササニシキの種まきです。

無農薬栽培で山田錦を作るグループ「喜多いきいきくらぶ」の仲間である入請枡さんから薄播きできる種まき機をお借りし、通常の半分以下の籾の量に抑えることで、苗に栄養の取り合いをさせず健康に成長させることを狙います。
種まきを終えた苗箱はすぐにライスセンター裏の田んぼに作った苗代に並べます。土と苗箱の間に隙間ができないよう、上からぎゅうぎゅうと押さえつけながらの設置はなかなかハードな作業です。並べ終えたら保温のためのもみ殻くん炭を撒き、上から不織布をかぶせたら作業は終了です。

種まき

種まきする高島和子さん。

薄播きのため筋状に種が並ぶ 薄播きのため筋状に種が並ぶ

左が種まき機の持ち主の入請枡さん 左が種まき機の持ち主の入請枡さん

苗箱並べ

苗を苗代に並べるする北野鉄矢さん。

並べて上から押さえつけていく 苗箱を苗代に並べて上から押さえつけていく

苗箱は一箱5〜6kg。二箱で10kg以上もある 苗箱は一箱5〜6kg。二箱で10kg以上もある

もみ殻くん炭をかぶせて苗を保温する もみ殻くん炭をかぶせて苗を保温する

不織布「ラブシート」をかぶせて終了! 不織布「ラブシート」をかぶせて終了!

2017年5月8日の苗の様子

大分苗も伸びてきた 大分苗も伸びてきた

もう田植えは近い もう田植えは近い

田植え

2017年5月17日、亀の尾の田植えを行いました。まずは基準となる一番端を旦那さんの雅之さんが田植え。歪まないよう、時速1km程度でゆっくりと植え付けていきます。
途中、高島さんと交代。この田植えの丁寧さが、後々の除草機の掛けやすさにつながりますので、やはりゆっくりと田植えしていきます。

田植えする高島和子さん。

まずは苗を田植え機にセット まずは苗を田植え機にセット

最初は旦那さんの雅之さんが植える 最初は旦那さんの雅之さんが植える

途中で作業交代、ゆっくりまっすぐ植える 途中で作業交代、ゆっくりまっすぐ植える

田植え後の亀の尾の苗 田植え後の亀の尾の苗

除草

2017年6月2日。高島さんがササニシキの田んぼの除草作業をやっていると聞きつけ、森の中の田んぼへやってきました。
高島さんの元で農業研修を行っている甲斐さんと共に、動力除草機で土をかき混ぜ雑草を浮かせていきます。初めて除草機を使う甲斐さんに「条間が狭いところは持ち上げて〜」などと細かく教えながら作業を行います。

除草する高島和子さん

研修生の甲斐さんに教えながら作業 研修生の甲斐さんに教えながら作業

除草機2台でもかなり時間がかかる 除草機2台でもかなり時間がかかる

稲の成長の様子

2017年7月1日撮影

2017年7月1日の田の様子

2017年7月1日の稲の様子。

2017年8月1日撮影

2017年8月1日の田の様子

2017年8月1日の稲の様子。

2017年8月22日撮影

2017年8月22日の田の様子

2017年8月22日の稲の様子

稲刈り

2017年9月2日、秋晴れの空の下、亀の尾の稲刈りです。
高島さん自らコンバインに乗り込み、黄金色に染まった稲を刈り込んでいきます。途中、研修生の甲斐さんと交代し、コンバインの操作方法をレクチャーします。

亀の尾はとにかく雀に食べられやすく(同じく亀の尾を作っている当店も経験済み)、穂先を見るとやはりかなり食害にあっております。おそらく自然界ではかなり美味なのでしょう。ここらの雀の間では「行列のできるお米」として有名なのかもしれません。

稲刈りする高島さん。

気持ちのいい天気の稲刈りは最高です 気持ちのいい天気の稲刈りは最高です

真剣な表情でコンバインを操作していく 真剣な表情でコンバインを操作していく

甲斐さんの横について操作方法を伝授 甲斐さんの横について操作方法を伝授

最初の稲刈りが終わって一安心 最初の稲刈りが終わって一安心

高島さんより亀の尾についてのメッセージ

今年も『亀の尾』の収穫を無事終えました。
古い品種で素朴でとても美味しい米だと思います。倒れやすい事や、鳥害が酷い事等他にも私にとって難しい事が一杯です。 昨年は山田錦と一緒に7畝を植え出穂の早い亀の尾に雀の大群がやって来ました。少し米の表面が気になる位で香り高い米だったと覚えています。
今年は、2反4畝の田一枚に挑戦しました。沢山の方にも田んぼの作業を楽しんで頂き、出穂迄はとても美しい田の姿でした。昨年よりは分けつは少ないようでしたが、友達(知り合い)に会うたびに『亀さん』奇麗だから見てみてよと言い続けていました。
出穂後、実が膨らみ始めた頃から雀の大群が日参、心が折れる日々でした。稲刈りはとても良い天気で青い澄んだ空が広がって気持ちの良い日でした。鳥に食べられ悲しい立ち姿の稲を丁寧にゆっくりと刈り取りました。 今年も田と稲に感謝を告げておしまいです。
今年の米は刈り取り時の水分量が少なく(田に水分はいつも通り入れています)乾燥機の中で風乾燥だけでしたが、米を挽くと割れが出ます。玄米だと損傷は無く、甘みの強いさっぱりとした味わいです。
今年の『亀の尾』を玄米で楽しんで頂ければ幸いです。 

高島さんよりササニシキについてのメッセージ

『亀の尾』に続き,『ササニシキ』の収穫を8割程終わりました。
ササニシキは、作付けを始めて5年位になると思います。今年はやっと納得出来る立派な苗が立ち、安心して稲の生育を見守る事が出来ました(苗半作と昔から言われます)。 ササニシキの田は12年前に山田錦に取り組んだ水の少ない難しい所です。7年前から北野鉄矢さん、6年前から緒方孝行さんの自然栽培が隣に広がり、水回しや、両先輩に学ぶ事も沢山です。環境は勿論、そこいら一体が自然農になり、同じ思いで会話出来る幸せを味わっています(こんな時期が来るなんて夢みたい)。
食べて頂く方に支えられて(勿論私も大切に楽しんでお米を作り)年数を重ねて来ました。広がる世界が此処にある事、そして、食べて頂く方も阿蘇の自然や地下水を守り未来に進む意識をご一緒させて頂ければ幸いです。

高島さんよりヒノヒカリについてのメッセージ

『ひのひかり』の収穫を無事終わりました。
川後田の田んぼは、1992年に植えられたままの有機田をそのまま受け継いで今日に至ります。26回目の稲刈り(2005年より自然農)を終えました。
昨年の震災で、明日が同じ様にやって来る事が当たり前で無い事を知りました。(初心に戻り気合いが入ったのか)苗も、今での中で一番立派に出来、つれあいと、研修生の甲斐君と、何時もの様に体験農を楽しむ人で、丁寧な仕事と、賑わいの時間が沢山流れました。私は10品種の苗立て(亀の尾・ササニシキ・イセヒカリ・ひのひかり・山田錦・赤・黒・緑・紅・香餅米)を育苗機やハウスを使用しないで、田んぼで進めます。南阿蘇は初春の温度が低いので時間と観察と工夫が必要ですが、何より田んぼがとても良い状態になって来て、苗を育てている感じがします。川後田の田んぼを、長く続けて来た事で、自分の想いのままの仕事をし(沢山の失敗もして)、仲間も出来、自然農の田も増え今に至ったのだと思います。
初心に戻り仕事を進めた『ひのひかり』は素敵で美しい立ち姿の稲に育ちました。沢山の品種をつくり(以外の米も)食べ比べてみると、それぞれに個性が感じられるし、同じ銘柄でも全然違う味わいのものもあります。10年以上の種取りを続けて来た、『南阿蘇』の『高島ひのひかり』今年の味を楽しんでいただければ幸いです。

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当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

新着情報

令和5年度産 新米 阿蘇産 無農薬栽培米