Kazuko Takashima
2013高島和子さん 25年度産商品ページ

高島さんのヒノヒカリの田んぼ。高島さんは水源を探るべく、田の脇を通る水路を辿っていったのだ。

古代米ブレンド自然栽培茶でおなじみの髙島和子さんより、無農薬・無施肥で作った自然栽培ヒノヒカリが入荷いたしました。
高島さんはミネアサヒも作っておりまして、一般的なうるち米はこの「ヒノヒカリ」と「ミネアサヒ」の二種類を作ってらっしゃいます。その2つのうるち米に加えて5種類の古代米を栽培しているので、作っているお米はなんと全7種類。しかも全てが農薬と肥料を使用しない「自然栽培」であるから驚きです。

カメラを構える店長を完全に無視し、除草に勤しむ高島さん。この勤勉さがあってこその無農薬栽培なのだ!

■ こちらはヒノヒカリ、赤米、紅米の3色田ですミネアサヒは黒米、緑米、香り米とともに一枚の田んぼで栽培されておりますが、こちらのヒノヒカリは赤米紅米とともに栽培されております。先のミネアサヒの4色田に対して、こちらは3色田というわけです。
といっても、収穫前の赤米と紅米の穂の色はヒノヒカリと同じ色ですので傍から見ても3種類のお米を栽培されているとは分かりません。秋前くらいだと赤米の穂が真っ赤でとても綺麗だったんですけどね。来年は秋前にも写真を撮りにこようっと。■ 写真なんてそっちのけ。高島さんは除草に夢中「んじゃ写真撮るんで田んぼの中に入ってもらっていいですか」店長がそうお願いすると、高島さんは田の中に入っていったのですが・・・「あら、ちょっと草が生えてるね」「あら、こっちにも」「あら、あっちにも」高島さん、写真撮影そっちのけで除草作業を開始いたしました。
このマメさがあるから20年以上も農薬を使わずに米を作ってこれたんだな・・・店長も、いち有機農家としてこの姿勢を見習わなければならないと強く感じたのでした・・・。・・・。・・・・。・・・すんません高島さん、そろそろ写真いいっすかー!?

高島和子さんの四色田。手前から緑米、香り米、黒米、ミネアサヒ。

高島和子さんのミネアサヒがいよいよ入荷したんですが、例年通り極々少数の入荷となっておりますので、お買い求めの際はお早めにどうぞ。
■ 人々を楽しませる、高島さんの四色田美しいストライプを描く4色田に、今年も実りの秋がやってきました。ここ南阿蘇村河陽地区にある高島和子さんの田には緑米、黒米、香り米の3種の古代米、それにミネアサヒという、4種類の米が栽培されております。穂が色づき始めると最も目をひくのは道沿いに植えられた緑米。その真っ黒な稲穂は見たことのない人にとっては「異質な米」に思えますが、緑米は赤米や黒米とともに縄文時代に中国より伝えられたという、日本のお米のご先祖。品種改良を繰り返し米は白さを増してきましたが、本当のお米は色が付いているんですね。

まさに「峰朝日」と名のごとく、峰を望みながら日を浴びて育つミネアサヒ。

■ 「幻のお米」と呼ばれるミネアサヒ緑、香、黒ときて、一番奥にありますのが「ミネアサヒ」です。中間山地向けの品種として誕生した経緯を持つこのミネアサヒ、小粒ながらも食味と粘りに優れることから一時期は広い範囲で作付されておりましたが、全国的に人気が高まった「コシヒカリ」に取って代わられ、今では全国でもほんの僅かにしか栽培されておりません。そのためか、一部では「幻のお米」とさえ言われております。■ 希少なミネアサヒを、希少な自然農法で作る一方で、そのミネアサヒを作っている高島さんの稲作も、やはり幻レベルの農法で行われております。日本の稲作における有機栽培のシェアは約0.12%(農林水産省平成19年度)ですが、さらに有機肥料も全く使用せず、苗も田に苗代を作って完全外気で育てるという、昔ながらの「苗代育苗」まで実践している自然栽培家となれば、おそらく0.01%も存在しないと思われます。

全国の米の作付面積150万haの内、ミネアサヒの作付面積が1400ha、つまり約0.1%。で、日本の有機栽培米の内、自然栽培率がおそらく0.01%程。つまりですね、高島和子さんが自然栽培で作ったミネアサヒこそが、本当の「幻のお米」だってことです。

稲刈り後2週間ほど経った田の様子。刈り取った後の稲株にはすでに次の生命が宿っている。

■ すなわち、自然栽培に適した環境なのです阿蘇のシンボルである阿蘇山とカルデラを形成する阿蘇外輪山に挟まるという峰と峰の間にある高島さんの田んぼは、まさに「ミネアサヒ」を育てるのに打ってつけと思える、素晴らしい山あいの地にあります。

この高島さんの田の隣りは北野鉄矢さんの自然栽培酒米の田があり、反対の隣りは緒方孝行さんの自然栽培ヒノヒカリの田があります。そして同じく緒方さんの特別栽培(減農薬栽培)の田が2枚続いた先には、北野悦之さんのやはり無農薬栽培のヒノヒカリの田があり、線路の先には高島さんの酒米の田と北野鉄矢さんの自然栽培ヒノヒカリの田、少し戻れば藤原勝義さんや長野さん、後藤松子さんの田、といった具合に、ほんの1km四方以内日本に0.12%しか存在しない有機栽培米の圃場が密集しております

今から20年前。今ほど有機農産物が認知されているわけでもなく、インターネットもないため簡単に売り先を見つけることができない時代から、この場所で人知れず安全で環境に優しい米作りを続けてきた高島さん。
その高い志しはやがて周囲の農家の心を動かし、今、南阿蘇村の山あいのこの地区は阿蘇内でもお米の無農薬栽培の盛んな地域の一つとして数えられております。

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

新着情報

令和5年度産 新米 阿蘇産 無農薬栽培米