Satoshi Nagano
2019長野訓之さん 令和元年度産商品ページ

阿蘇のなかストアが作る、無農薬・無施肥栽培のお米

令和元年度、熊本南阿蘇産。長野訓之さんが作る、自然栽培ササニシキ。

この商品の生産情報

長野さん

生産者

長野訓之

生産地

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

品種

ササニシキ

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

使用なし

農薬不使用の年数

7年目

化学肥料不使用の年数

12年以上

肥料不使用の年数

圃場7年目 / 苗土3年目※2016年までは苗土にのみ有機肥料を使用

田植え

2019年5月11日、長野訓之さんが田植えを行いました。昨年の引き続き「ササニシキ」を作付します。

今年の育苗期間もあまり気温が上がらず、ただでさえ伸びにくいササニシキの無施肥苗はぎりぎり田植えできる長さしかありません。しかし、なんだかんだで植えてしまえば結局はきちんと育つのはこれまでの経験で分かっているので、長野さん夫妻もそれほど心配されていないようです。

今年度ももちろん苗床、田んぼともに農薬・肥料は一切不使用。有機肥料さえも一切使用していないにも関わらず、なぜか稲よりも元気に育つ雑草との戦いの夏が始まります。

自然栽培ササニシキの田植えを行う長野さん 長野さんの田んぼ。

奥さんに苗を運んでもらう

直線を維持しながら田植えする

5cmほど土から出たササニシキの苗

田植え機の轍を均す奥さん

稲刈り

2019年9月16日、稲刈りを行いました。
今年は田植え後あまり気温が上がらず生育が不安視されましたが、7〜8月は昨年同様、阿蘇でも連日30度を超える猛暑日が続いたため、なんとか例年並みの収量は確保できそうです。

田んぼには喜多ライスセンター所有のコンバインが北野悦之さん操縦の元、ややぬかるみの残った田んぼの稲を高速で刈り取っていきます。ここ最近降り続いている阿蘇山の火山灰のため、コンバインが走行するたびに灰が舞い上がり息をを吸い込むのも億劫になりま。特にコンバインに乗っている北野悦之さんにはたまったものではありません。それでも幸いなことに収穫後に保護材である籾殻を取り除く特性上、米の品質にはなんら影響はありません。

イノシシとの戦い

稲刈り中、電柵を外していた長野さん。はてはて、これまでここの田んぼに電柵は張ってなかったと思いますが?「今年はこの田んぼにまでイノシシが来るようになったとよ!」。

この田んぼは近くに民家があるためこれまでイノシシはこなかったそうですが、ある日田んぼにイノシシの足跡を発見。稲を倒される前に急いで電柵を張ったそうです。山の中にあるもう一つの田んぼに至っては電柵を張っても平気でイノシシが入ってくるため、とうとう鉄製のワイヤーメッシュ柵を設置したとか。住民の減少や耕作放棄地の増加により全国的に年々イノシシの活動域が広がっており、近年では電柵をジャンプで飛び越えて入ってくるため、いずれは阿蘇のすべての田んぼに鉄柵の設置が必要になるかもしれません。獣害は米作りに限らず、これからの日本のすべての農業の大きな課題です。

北野鉄矢とのお別れ

「今年は相棒がおらんけん寂しかばい」

稲刈りに先立つ去る8月24日、長野さんの親戚でもあり農業仲間でもあった北野鉄矢さんが急逝されました。長野さんと鉄矢さんは共同でコンバインを所有されていたため、毎年二人で稲刈りを行ってきましたが、残念ながら「相棒との共同作業」はもう叶いません。「未だに信じられんね」稲刈りが続く田んぼを眺めながらそうつぶやく長野さんの脳裏には、数十年にも渡る鉄矢さんとの思い出が甦っていたことでしょう。

稲刈りする北野悦之さんとそれを見守る長野さん。 長野さんの稲刈り時の田んぼ。

ほどよく熟れたササニシキの穂 ほどよく熟れたササニシキの穂

養蜂家のようなカバーを被って稲刈り 養蜂家のようなカバーを被って稲刈り

>隣の畑にはいくつものイノシシの足跡が 隣の畑にはいくつものイノシシの足跡が

祝日なので長野さんの息子さんが運搬をお手伝い 祝日なので長野さんの息子さんが運搬をお手伝い

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当店のお米のこだわり

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無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

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信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

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玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

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