亀治・・・て何?
赤城さんが本日除草作業を行っているのは「亀治(かめじ)」の田んぼです。はて、亀治?「亀の尾」、じゃなくて?
「亀治」とは島根県は能義郡荒島村(現:安来市)の農家である広田亀治氏が1870年から1875年にかけて改良を重ねて生み出したとされる品種で、当時不作の原因だった「いもち病」に強いという当時としては理想的な品種だったそうです。
この品種の評判を聞いた近くの農民にも種籾を分け与えたことにより、「亀治」は能義郡をはじめ島根県内、さらには他府県にまで広まっていきました。そうしたことで亀治氏が亡くなった後の1910年には「亀治」は島根県農業試験場によって優良品種に選定され、島根県の代表的な品種となったのでした。
いやはや、まさに「篤農家」ですね。その功績を称え、安来市にある「亀治公園」には亀治氏の銅像が建っているそうです。いや〜、銅像建ってる農家なんてそうはいませんよ。その上、公園の名前にもなってるなんて。
そんな「亀治」の特徴は、前述のいもち病耐性だけではありません。倒れにくく、穂が脱粒しづらく、さらに豊作と凶作の差が少なく安定した収穫が見込まれるという優れた特徴を多く持っているのです。
亀治を自然栽培で作る
現在でも「亀治」は誕生の地である安来市の荒島地区で地元の小学生が栽培していたり、全国の変わり種な品種が好きな農家が栽培しているようなんですが、その変わり種な品種が好きな農家ってのがまさに赤城さんなわけですね。「亀の尾」と「亀治」しか栽培していない農家なんて全国でも赤城さんだけでは・・・?「亀」の漢字のある品種しか作っていないってなんか凄いですよね。しかも自然栽培ですし。
というわけで本日「亀治」の除草作業を行っております。亀治もまさか2026年に南阿蘇であめんぼ号で除草される様子をSONYのカメラで撮影されるとは夢にも思っていなかったでしょう。