2021年 赤城誓一さん

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赤城誓一さんが作る、無農薬・無施肥の自然栽培米

令和3年度産、熊本南阿蘇産。赤城誓一さんが作る、自然栽培米。

この商品の生産情報

赤城誓一

生産者

赤城誓一

品種

亀の尾、亀の尾4号、旭

生産地

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

使用なし

農薬不使用の年数

亀の尾・・・11〜16年目
亀の尾4号・・・5年目
旭・・・12-18年目

肥料不使用の年数

亀の尾・・・11-16年目
亀の尾4号・・・5年目
旭・・・12-18年目

亀の尾について

「亀の尾」とは明治時代に篤農家・阿部亀治氏によって育成された稲の良品種であり、コシヒカリやササニシキといった近代の品種は概ねこの「亀の尾」を先祖に持ち、その優れた食味を継承しております。つまり現代の美味しい日本のお米の母のような品種なのです。

この素晴らしい「亀の尾」ですが、倒伏(倒れやすさ)や脱粒性(刈り取り時に籾が落ちやすい)や収穫量の少なさなどの影響で、現在ではほどんと栽培されておりませんが、赤城さんは高島和子さんから種を受け継ぎ、この”美味しいが作りにくい”という亀の尾を農薬・肥料を使用せずに栽培しております。

亀の尾4号について

お米の品種は毎年種取りしていると交配や環境、気候の影響で品種の特性がだんだん薄れてくるのですが、この「亀の尾4号」は阿部亀治氏が発見した「原種の亀の尾(つまり亀の尾1号)」により近い品種となります。普通の亀の尾とは稲の姿もかなり異なっているそうで、食べ比べると味にも違いがあるのかもしれません。

赤城誓一さんの米つくり

赤城誓一さんは2019年まで熊本県上益城郡山都町で米作りを行っておりましたが、2020年より南阿蘇村へ移住し、新天地にて再び米作りを行うこととなりました。

移住後、高島和子さんの元で研修を行った赤城さんは2021年より高島和子さんや故・北野鉄矢さんが長年無農薬栽培を行ってきた田んぼを借り受け、引き続き無農薬栽培による米作りに励んでおります。

田植え

2021年5月16日、田植えを行いました。
本日田植えを行うこの田んぼは元々大森博さんが3年、高島和子さんが1年、それぞれお米を作っていた田んぼであり、赤城さんが南阿蘇村へ移住したきたことを機に新たに”自然栽培歴5年”の田んぼとして借り受けた田んぼです。

高島さん夫妻に苗運びをお手伝いいただきながら、田植え機で苗を植え付けていきます。この田んぼは基盤整備されているので四角く整っており南阿蘇村では比較的広い圃場のため、田植えはしやすそうであり、赤城さんもきれいにまっすぐに植えておられます。

田植えする赤城さんの田んぼ 田植え機に乗る赤城さん 高島雅之さんに苗を取ってもらう

除草

2021年6月13日。高島和子さん宅にお邪魔していると、やってきた緒方孝行さんに「下の田んぼで赤城くんが除草機掛けよったばい」との情報をいただきました。下の田んぼというと南阿蘇鉄道と白川に挟まれた、あの田んぼ。さっそく行ってみましょう。

高島さん宅から道一本、車で2分ほどの田んぼへやってくると、いました、赤城さんが除草機を掛けている真っ最中です。2反ほどの広さの田んぼを3条の歩行式動力除草機を使って土を撹拌して雑草を浮かせて除草しております。もう半分ほど終わっておりますが、現在朝の8時。おそらく日の出も間もない早朝から頑張っておられるようです。

「いや〜、もう結構草が出てきてますよ」
コナギやヒエなどが緑化して草丈を伸ばしてくるこの時期に除草機できちんと叩いておくのが初期除草の鉄則。辛い作業ですが徹底して行います。

赤城さんの田んぼ 除草機をかける赤城さん 除草機をかける赤城さん

田んぼの様子・その1

2021年6月13日撮影

2021年6月13日の田んぼ 2021年6月13日の稲穂の様子

田んぼの様子・その2

2021年7月28日撮影

2021年7月28日の田んぼ 2021年7月28日の稲穂の様子
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