令和6年度、熊本南阿蘇産。緒方孝行さんが作る自然栽培米。
この商品の生産情報
田植え
2024年5月11日に緒方さんがイセヒカリの田植えを行いました。
先日ササニシキの田植えは無事完了いたしましたので、次はイセヒカリの田植えです。今年も長野さんに苗運びをお手伝いしてもらいます。
今年のイセヒカリの苗はずいぶん伸びてますね。コシヒカリやヒノヒカリより伸びにくいササニシキよりもさらに伸びにくいイセヒカリの苗ですが、数年前は田植え後は水面からわずか2cmほどしか顔を出していなかったのに、今年は5cm以上は出ております。これなら苗が溺れる心配もなく安心ですね。
除草
田植えが終われば除草作業です。2024年5月24日に除草を行いました。
2条の機械除草機「ミニエース」で条間を除草していきます。施肥を行わない自然栽培の苗は初期はあまり背丈が伸びないので、緒方さんのイセヒカリも田植え時より2〜3cmしか伸びておりませんが、根は張ってしっかりと活着しておりますので除草作業は問題なく行うことができます。
「朝6時からしよるバイ」と緒方さん。日中は暑くなってくる時期ですが、田んぼは水面からの照り返しがキツく湿度も高いので実際の気温よりもさらに暑く感じますから、朝涼しい時間帯が一番作業が捗るのです。
田んぼの様子
2024年6月21日撮影
稲刈り
2024年9月20日、 イセヒカリの稲刈りを行いました。
先日のササニシキの稲刈りは来れませんでしたが、イセヒカリの稲刈りはちゃんと来ることができました。
今日の稲刈りは午後2時から。田んぼへ到着すると、北野暁之さんがコンバインで稲刈りを行っております。まだ始めてすぐのようです。
「ちっと早いかもしれんばってん、まぁええ頃じゃろ」と稲穂を見ながら緒方さんが話します。稲の刈り時は人によって様々で、穂に青い未熟米が10%くらい残ってる時とか、穂の先端の茎が3cm枯れた時とか色々ありますが、実際には「ここだ!ここが刈り時だ!」と思った時に都合よく刈ることのできるわけではありません。
天候は当然ですし、コンバインが空いているかとか乾燥機が空いているかとか、刈る人・運ぶ人の人員は足りているかとか、色々な理由で稲刈り出来ない場合も多いのです。
まぁ実際、私が店長として色々な生産者の色々なお米を食べ比べていると、「刈り時」の違いでそこまで食味に大きな差はない、というのが正直なところです。青米が大量に混じっているような早刈りのお米も美味しいし、完熟して葉が真っ黄色になって稲刈りしたお米もしっかり美味しいですしね。そりゃ一ヶ月くらい遅れると、さすがに違うでしょうけど。
籾が満杯であることを知らせるブザーが鳴りましたので、籾を軽トラに移します。
「んじゃ米持って行く時は電話するばい」
そう言い残すと緒方さんは颯爽とライスセンターへ走り去っていきました。