2021年 緒方孝行さん

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緒方孝行さんが作る、無農薬・無施肥栽培米。

令和3年度、熊本南阿蘇産。緒方孝行さんが作る自然栽培米。

この商品の生産情報

緒方孝行さん

生産者

緒方孝行

品種

イセヒカリ

生産地

熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

使用なし

農薬不使用の年数

9-10年目

肥料不使用の年数

9-10年目

化学肥料不使用の年数

19年以上

イセヒカリについて

1989年、伊勢地方を襲った強い台風により伊勢神宮の神田で栽培していたコシヒカリは完全に倒伏しました。しかし、その中に2株だけ倒伏せずに直立していた株がありました。その株の籾を採取し、栽培したのが「イセヒカリ」です。

コシヒカリの突然変異種であるこの品種は、その発見の経緯からも分かる通り、倒伏に強いのが特徴です。稲は倒れると、当然倒れた下側の葉は影になり光合成ができなくなります。しかし、倒伏に強い=倒れないということは、全方向から光合成をきちんと行うことができるので登熟が進み、美味しいお米ができるのです。

また、イセヒカリは硬質米であり、コシヒカリ系のお米の割にはベチャベチャせずにしっかりとした歯ごたえがあります。品種特性としてたんぱく含量が低いこともあり、非常に良食味であることがイセヒカリの最大の特徴です。

その由来からイセヒカリは別名「神の米」とも言われており、伊勢神宮では現在でもイセヒカリを御神米として神様に奉納しております。

田植え

2021年5月9日に田植えを行いました。
今年も昨年同様早い時期に田植えです。奥さんに苗取りを手伝ってもらいながらゆっくりとイセヒカリの苗を受けていきます。

「今年の苗は去年よか出来が良かね」
2年前は気温が上がらず苗の出来が悪く、しかし昨年は天候に恵まれまぁまぁの出来、そして今年は昨年よりも気温が上がったため苗もしっかりと伸びております。あまり水を落とさずに田植えしておりますが溺れている苗はいないようです。

田植え機に苗をセットする緒方さん 最後の1列を慎重に植える 田植えする緒方さん 植え継ぎする緒方さん

田んぼの様子・その1

2021年6月13日撮影

2021年6月13日の田んぼ 2021年6月13日の稲穂の様子

田んぼの様子・その2

2021年7月28日撮影

2021年7月28日の田んぼ 2021年7月28日の稲穂の様子

稲刈り

2021年9月27日、稲刈りを行いました。
昨年は日程の都合で稲刈りを撮影しにいけなかったので、今年は事前にしっかり電話確認。すると「火曜に刈ろうと思っとったばってん、天気が悪いごたるけん月曜に刈るばい」とのことでした。

さて、9月27日、月曜日。緒方さんの田んぼへ向かっていると赤城誓一さんがコンバインに乗って緒方さんの田んぼへ向かっているところでした。今日のコンバインのオペレーターは赤城さんのようです。先に緒方さんが角刈りをしていたので、到着するとすぐに稲刈りスタート。周囲からゆっくりと稲を刈っていきます。

いや、しかし今年もヒエやコナギなどの姿が全く見当たらない素晴らしい田んぼですね。「はぁ〜、今年も何回除草に入ったどか・・・」と、刈り取られる稲を前にその苦労を振り返っております。

「今年はイノシシ対策が楽だったばい」
昨年冬に南阿蘇鉄道の線路に沿ってフェンスを張り巡らせたので、ここらの田んぼはまるごとフェンスに保護されており、そのため電柵を張らずともイノシシの被害はなかったようです。しかし、どうもフェンスの内側に足跡があるな・・・と思って調べたところ、水路の排水溝から侵入したきた形跡を発見し、あわてて対策したそうです。
絶対に田んぼに入らせない農家VS絶対に田んぼに入るイノシシの対決はまだまだ終わりそうにありません。

稲刈りする緒方さんの田んぼ 角刈りする緒方さん コンバインに乗る赤城さんと田植えを見守る緒方さん
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