2021年 毛利秀幸さん

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毛利秀幸さんが作る、無農薬・無施肥栽培米。

令和3年度、熊本南阿蘇産。毛利秀幸さんが作る、自然栽培米。

この商品の生産情報

毛利秀幸さん

生産者

毛利秀幸

生産地

熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松

品種

亀の尾

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

使用なし

農薬不使用の年数

亀の尾の圃場/7年以上

化学肥料不使用の年数

亀の尾/7年以上

肥料不使用の年数

亀の尾/7年以上

今年は南阿蘇村でも米作り

2015年までは阿蘇郡西原村の棚田で米作りを行っていた毛利秀幸さんですが、2016年に発生した熊本地震により田んぼが崩れ使用できなくなったため、2016年度より熊本県は益城町で新たに田んぼを借り、米作りを再開いたしました。

2021年度は益城町の田んぼに加え、南阿蘇村でも田んぼを借り受け、米作りを行います。

田植え

今年は益城町に加えて南阿蘇村でも米作りを行う毛利さんですが、益城の田んぼと南阿蘇村の田んぼは30kmも離れているので管理が大変です。田植え機と苗をトラックで運んで田植えを行いました。

2反(20a)ほどのこの田んぼは元々宇都宮政志さんが作っていた田んぼで、宇都宮さんが熊本地震の影響で同じ村内の別の地区へお引越しされてからは誰も作っておりませんでした。今年から毛利さんが宇都宮さんと同じく無農薬・無施肥の自然栽培で「亀の尾」を栽培いたします。

南阿蘇村での米作りは初めてといっても、毛利さんは西原村、そして益城町で米作りをしている時から南阿蘇村の喜多ライスセンターでお米の乾燥、籾摺りを行っており、そのため北野悦之さんや高島和子さんをはじめとする南阿蘇村の自然栽培米の生産者の面々とは顔なじみです。

田んぼの様子・その1

2021年6月13日撮影

2021年6月13日の田んぼ 2021年6月13日の稲穂の様子

田んぼの様子・その2

2021年7月28日撮影

2021年7月28日の田んぼ 2021年7月28日の稲穂の様子

掛け干し

2021日9月30日、南阿蘇村の田んぼで亀の尾の脱穀を行いました。

なんとこの南阿蘇の亀の尾の田んぼですが、全て掛け干しで乾燥するということで、阿蘇山を間近に望むこの田んぼには稲干し台にかかった脱穀前の稲がずらりと並んでおります。

田の端の一角では地面から水が湧いてぬかるんでいるため、稲刈りと結束を行う機械であるバインダーが入れないので、手刈りしていきます。毛利さんが鎌で稲を刈り、息子さんが麻紐で結束。地下水豊富な南阿蘇の田んぼでは地面から水が湧いてくることも珍しくありません。
次に乾燥済みの稲をコンバインで脱穀していきます。稲干し台から稲を取り、コンバインで脱穀。この籾は喜多ライスセンターで乾燥、籾摺り、選別、袋詰めを行います。

いや〜、しかしこの面積を掛け干しするのは大変だったでしょ。何人でやったんですか?
「たまに応援もありましたけど、基本的には息子と二人ですね」
この面積を基本二人ですか!それは大変ですね。当店もかつて3反の田んぼを掛け干しにしたことがありましたが、5人がかりで3日かかりましたよ。”もうクタクタですよ”と笑う毛利さん。こうして無農薬・無施肥、かつ自然乾燥のお米は作られているのです。

脱穀する毛利さん。 稲刈りする毛利さん親子。 コンバインに稲をかける。 掛け干しの風景。
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