
生産者
毛利秀幸
生産地
熊本県上益城郡益城町下陳
品種
森のくまさん
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
4-5年目
化学肥料不使用の年数
4-5年目
肥料不使用の年数
4-5年目
2015年までは阿蘇郡西原村の棚田で米作りを行っていた毛利秀幸さんですが、2016年に発生した熊本地震により田んぼが崩れ使用できなくなったため、2016年度より熊本県は益城町で新たに田んぼを借り、米作りを再開いたしました。当店では基本的に地元である阿蘇地域のお米だけを販売しておりますが、上記のような経緯があるため、益城産の毛利秀幸さんのお米も引き続き販売を行っております。
毛利さんは「ポット苗」で育苗を行っておりますので、田植えもポット専用の田植機を使用します。前1輪、後2輪の3輪という珍しい田植機で植える苗は4葉以上の成苗であり、益城町の温暖な気候も手伝って、田植え後数日には根を伸ばしてしっかり活着します。
2020日10月3日、森のくまさんの稲刈りを行いました。
阿蘇市から車で40分。熊本地震で最も被害の大きかったここ益城町は熊本地震から4年が経過した今も復興の途中であり、多くの家屋や道路で工事を行っております。幹線道路から毛利さんの田んぼに行く途中にある橋もちょうど工事中。細い農道をぐるりと周って田んぼにつくと、2枚目の田んぼの稲刈りを始めたところでした。3分の1ほど刈ると籾タンクの満タンを知らせるブザーがなりました。今日は毛利さんの息子さんがお手伝いにきており、二人でトラックに載せた籾運搬のバッグに籾を移します。この籾は南阿蘇の喜多ライスセンターへ運んで乾燥、籾摺りを行います。
毛利さんは別の田んぼで「掛け干し」も行っておりますが、今年は掛け干しの田んぼも今稲刈りをしている田んぼも収穫量は少ないようですが、「7月の天候不順の影響でしょうね」と毛利さんも仰る通り、一ヶ月間ほぼ雨だった7月の生育停滞の影響でどこも収穫量は上がらないようです。天気ばかりは仕方がありませんもんね。
毛利さんは少量ではありますが「掛け干し」と呼ばれる自然乾燥のお米も作っております。
バインダーで稲を刈ると同時に紐で結束し、その束をアルミ製の稲干台に干して乾燥させます。天候にもよりますが4〜10日の間に低温でじっくりと乾燥させるお米は、乾燥機で高温の温風で乾燥させるお米とは違い食味が低下せずに特に美味しいとされておりますが、なにせとにかく手間がかかるため、作っている人はほとんどいません。
稲刈りの次の日。南阿蘇村にある喜多ライスセンターにはお米を取りに来た毛利さんの姿がありました。
毛利さんは以前阿蘇郡西原村でお米を作っていた関係で、現在でもここ喜多ライスセンターに乾燥、籾摺りを委託しております。このライスセンターは北野悦之さんや高島和子さんをを始め、多くの無農薬栽培米の乾燥、籾摺り作業を行っており、他のお米と混ざらないように清掃作業が徹底おりますので、多少遠くてもこのライスセンターを利用しているのです。
「今年は予想以上に収穫量が悪かったです」
そう言って肩を落とす毛利さんに北野悦之さんは「俺たちゃ農薬も肥料も使わんで作りよるけん仕方なかバイ!また来年来年」と励ましておられました。
無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。
信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。
無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。
ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。
玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。