Tatsuro Tochihara
2015栃原辰郎さん 27年度産商品ページ

栃原辰郎さんの無農薬・無施肥栽培のお米。

栃原さんの田んぼの稲刈りを行う北野悦之さん

Harvest 稲刈り

10月25日、稲刈りです。

だいたい稲刈りは当店が一番遅い(11月に入ってから)なのですが、その次に遅いのが栃原さん。今年度の稲刈りは10月26日です。午前中に北野悦之さんのヒノヒカリの稲刈りを行い、午後2時になってから栃原さんの田んぼへ移動して稲刈り開始です。

いつも通りコンバインを操りガンガン稲を刈っていく悦之さん……いや、途中途中で刈り取り部に草が詰まって手で取ってますね。どうやら当店の田んぼと同じく「クログワイ」が繁殖しているようです。「うーん、あめんぼ号(栃原さんが使っている除草機)を何回かかけた時は全然生えてなかったとばってんなぁ、いつの間にか生えてきとった」クログワイは地下から生えてくるので、ちょうど除草が終わったくらいの頃にようやく顔を出してくるんですよね。当店もこの時間差発生にやられたクチです。

コンテナに籾を移す

南阿蘇村は水源がたくさんあり、冬場でも用水路に水がじゃんじゃん流れているんで、冬に田んぼに水を溜めておく「冬季湛水」を行う農家が多いんですが、冬季湛水を行っているとヒエは湿害にやられて数が減るんですが、逆に乾燥に弱く湿度に強いクログワイは年々増えてくるんですよね。で、いつのまにか田んぼ全面に繁殖するようになるんです。「福島県会津地域における冬期湛水田で発生する水田雑草の経年変化」というレポートにも「クログワイなど塊茎により増殖する多年生雑草は、冬期間の低温、乾燥により生存率が低下するとされている。このため、冬期湛水条件下では塊茎の生存率の低下が期待できず、反対に増加したと考えられた。」と明言されております。

というわけで冬起しですよ、栃原さん。いや、秋起しですね。もう今月中に荒起こしして秋〜冬の乾燥でクログワイをやっつけましょう。んでもって、早めの除草機がけと深水でヒエとコナギをやっつけましょう。この完璧なプランで当店も来年の除草は楽勝……になる予定です。

「でも冬季湛水の事業があるから、時期を見て水を入れないと……」そうでした、南阿蘇村は地下水の涵養と生物多様性を向上のために冬季湛水に対して補助事業があり、たしか冬季湛水を行う期間も決められているんですよね。となると、その兼ね合いも考えて荒起こしも行わなければなりません。秋耕起でクログワイを減らしつつ、冬季湛水でヒエを減少させ、深水でヒエを抑えつつ除草機でコナギを叩く……。全てが上手くいけばいいのですが、そうはならないのが有機農業の世界。前途多難です。

というわけで無農薬・無施肥栽培で育てた栃原辰郎さんのヒノヒカリ。無農薬栽培は2年目、昨年は土壌微生物活性水(BMW)を入れましたが、今年度より施肥は行っておりません。

手刈りを行う栃原さん
  • 悦之さんが稲刈りする様子を見守る栃原さんは夏の天候不良と雑草による減収に不安げ。「今年は何俵あるどかね……」

    悦之さんが稲刈りする様子を見守る栃原さんは夏の天候不良と雑草による減収に不安げ。「今年は何俵あるどかね……」

  • 栃原さんの田んぼがある久木野はとくに水が豊富な地区であり、水路には一年を通して新鮮で豊富な湧水が流れている。

    栃原さんの田んぼがある久木野はとくに水が豊富な地区であり、水路には一年を通して新鮮で豊富な湧水が流れている。

  • 毎度お馴染み「秋太郎」に籾を移す。あとは山田錦の刈り取りを残すだけ。ようやく今年度の米作りも終わりを迎える。

    毎度お馴染み「秋太郎」に籾を移す。あとは山田錦の刈り取りを残すだけ。ようやく今年度の米作りも終わりを迎える。

除草後の田んぼ

Summer

今年は早めに何度も除草機掛け。その甲斐あって草は少なめ。

無施肥栽培山田錦の生産グループである「喜多いきいきくらぶ」の打ち上げに参加した際、栃原さんが真っ黒に日焼けされておりました。「もうしょっちゅう除草機掛けよるもんね」。栃原さんの使用している「あめんぼ号ミニ」は株間も除草できる優れ物ですが、昨年度は除草のタイミングが遅れたために結構草が生えてしまったそうで、今年は早め早めに除草機を徹底して掛けているそうでした。
7月30日。栃原さんの田んぼに行ってみると……おおっ、草が少ない!昨年度はこの時期、稲の間からちらほらヒエの姿が見えていたんですが、今年はコナギとホタルイがちょろちょろある程度で、これくらいなら収量には全く影響はないでしょうね。こりゃ相当除草機掛けまくった様子。しっかし忙しいでしょうに、本当に頑張りますね。こりゃ負けてらんない。

栃原さんのヒノヒカリの田んぼ
株間にちらほらコナギとホタルイの姿が。

Planting 田植え

広面積の田植えを一人で頑張る栃原さん。

今日はヒノヒカリの田植えです。当店で販売するヒノヒカリの他にも自宅の保有米用、それに「喜多いきいきくらぶ」として生産している酒米・山田錦も栽培されておられますので、この時期は苗の管理に田植えにアスパラに大忙しです。奥さんは別の農作業をされているとのことで、今日は栃原さんお一人での田植え。田植え機を圃場まで運び、育苗ハウスからトラックで苗を運び、さらに自分で苗を補充。いや〜、よく働きますね。
今年より施肥を一切行わない「無施肥栽培」に切り替えた栃原さん。「肥料なしでどんだけ獲れるどかね〜」と楽しさ半分、心配半分のようです。

  • 自宅近くの1反ほどの田んぼにて田植えを行う栃原さん。久木野は基盤整備された水田がならぶ、南阿蘇村の田園地帯だ。

    自宅近くの1反ほどの田んぼにて田植えを行う栃原さん。久木野は基盤整備された水田がならぶ、南阿蘇村の田園地帯だ。

  • 「苗作りは上手」というだけあって、植える苗は根がしっかり絡んだ素晴らしい出来。今から生育が楽しみだ。

    「苗作りは上手」というだけあって、植える苗は根がしっかり絡んだ素晴らしい出来。今から生育が楽しみだ。

  • 今日は誰も手伝いがいないので、栃原さんが田植え機の操縦はもちろん、苗運びから補充まで全て行う。

    今日は誰も手伝いがいないので、栃原さんが田植え機の操縦はもちろん、苗運びから補充まで全て行う。

種籾の温湯消毒を行う栃原さん

Seed 種まき

温湯消毒から始まる、栃原さんの27年度産米作り。

「あ〜、忙しい忙しい!も〜、おら疲れたばい!」
喜多ライスセンターにやってくるなり、すでにお疲れの様子の栃原辰郎さん。この時期はアスパラの出荷も行っているため、朝早くから収穫・出荷作業を行っていたようですが、北野悦之さんに「おい辰郎、今日温湯消毒せんと種まきに間に合わんぞ!」と言われ、なんとか空いた時間を見つけて温湯消毒にやってきました。
温湯消毒を終えた種籾は後日種まき。栃原さんは井芹さんと工藤さんの分の苗も栽培しておりますので、育苗を行うハウスにはこれでもかというくらいズラリと苗箱が並んでおります。「言っとくけど俺は苗作りは上手だかんね」と自信満々の栃原さん。事実、井芹さんも工藤さんも「栃原くんの作る苗は出来がいいもんな〜」と関心しているほどです。

育苗中の苗を見て回る栃原さん

生産情報

  • 生産者

    栃原辰郎

  • 生産地

    熊本県南阿蘇村河陽

  • 品種

    ヒノヒカリ

  • 農薬の使用

    なし

  • 肥料の使用

    なし

  • 除草方法

    機械除草、手除草

  • 種籾の消毒

    温湯消毒を実施

  • 種籾の入手

    自家採種

  • 栽培の履歴

    田植え … 2015年5月28日
    稲刈り … 2015年10月26日

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

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