生産者
高島和子さん
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ササニシキ、旭
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
ササニシキの圃場 / 6年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 32年目
化学肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 6年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 32年目
肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 6年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 18年目
今年も高島さんは色々な品種を栽培いたします。
ササニシキや旭のうるち米を始め、黒米赤米緑米香り米紅もち米といった古代米、酒米の山田錦、などなど。それらを田んぼの一角に作った苗代で育苗していきます。
高島さんは現在足の怪我を治療中でしばらくは田んぼに入れないので赤城誓一さんや「ジャンボにんにく」の藤本浩二さんをはじめ、いろいろな方にお手伝いしていただきながらの米作りとなります。
2022年6月2日、田植えを行いました。
本日植えるのは「旭」。コシヒカリやササニシキといった日本を代表する品種のルーツとなった、一言で言うなら「美味しいお米の元祖」といえる品種です。
田植え機には赤城誓一さんが乗り込み、田植えスタート。昔の品種は育苗時に苗が伸びやすく、春の好天も相成って草丈も結構の伸びております。
しかし上流の田んぼの田植えが終わり水を溜めだすこの時期、この田んぼにはあまり水がこないので、今日も水が少なくやや乾き気味。高島さんも「草がブワッと出るかもしれんね・・・」と心配そうです。
この田んぼには旭の他に古代米を植えますので、高島さんの指示の元、数列植えるごとに苗を変えていきます。
旭の田植えと同日。別の田んぼでは「ササニシキ」の除草作業が行われておりました。
一足早く田植えしたササニシキはすでに根が伸びて土にしっかり活着しているので、このタイミングで最初の除草を行います。この日は3人の助っ人の方が作業しておられます。一人が機械式の動力除草機、お二人が手押し式の雁爪除草機です。
手前の道路側にはまだ何も植えられていませんが、ここには後日古代米などの別品種を植えるそうです。
2022年10月12日、旭の稲刈りを行いました。
この日は赤城誓一さんも高島さんと同じく自然栽培の旭の稲刈りをするということで、お互い手伝いながらの作業となります。
ライスセンターから川後田地区にある高島さんの田んぼまで赤城さんがコンバインを運び、田んぼに着いたらすぐに稲刈りスタート。赤城さんが数周稲刈りした後で高島さんと交代しました。
この旭は1908年発見の品種ということで、実に100年以上も歴史のある古い品種ですが、こうして収穫期の姿を見ると分けつも多く、茎も太くてしっかりしており、収穫量も結構ありそうです。
今年の高島さんは足の手術の影響で種まき時から農作業ができなかったのですが、「足に悪いと分かっていても、ついつい・・・」と、なんだかんだで除草作業をしてしまったそうで、やはり目の前に雑草が生えてくると何が何でも除草したくなるのが農家の性分なのです。