生産者
高島和子さん
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ササニシキ、旭
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
ササニシキの圃場 / 5年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 31年目
化学肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 5年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 31年目
肥料不使用の年数
ササニシキの圃場 / 5年以上 ※それ以前は数年耕作放棄地
旭の圃場 / 17年目
2021年5月16日、高島さんの苗代を訪れてみると・・・?
「今年は結構伸びとるよ」
保温・保湿のための不織布をめくると立派に伸びた苗の姿がありました。もう田植えしてもいいくらいです。今年は4月〜5月の天候が良かったので苗もぐんぐん成長しております。
2021年5月25日、田植えを行いました。
今日は以前当店でもお米を販売していた栃原辰郎さんに田植え機をお借りしたそうで、栃原さんもレクチャーがてら応援に駆けつけております。最初に1往復を赤城さんが植え、それから高島さんが植えていきます。
先日撮影した苗はそれからもしっかり成長し、今では草丈20cm以上にまで伸びております。ここまで成長した苗なら植えた後の活着も良さそうです。今日田植えしている田んぼの入り口は苗代となっており、まだこれから田植えするヒノヒカリや古代米の苗が残っているので、この苗代部分はまた後日代掻きして田植えします。
2021年10月4日、稲刈りを行いました。
この田んぼに植えているのは、亀の尾に並ぶ、元祖両食味の祖である「旭」です。この品種は稲刈り時期になると非常に籾が取れやすいのでゆっくりと丁寧に稲刈りを行います。まずはコンバインに乗るのは赤城さん。できるだけ低速で刈っていること、また、数日ほど早めに刈っていることで、落ちる籾は意外と少ないようです。昔の品種は稲刈りするのにもこうしたテクニックが必要なんですね。
3周ほど刈り取ったところで、赤城さんと交代で高島さんがコンバインに乗り込みます。
高島さんは今年より長年作ってきた田んぼの一部を南阿蘇村で新たに就農した赤城さんに譲ったため、栽培面積が減少しました。
「もうあと何年米作りできるかな」と話す高島さんですが、31年前より農薬を使わずお米を作ってきたこの田んぼで、4条のコンバインを操りながら颯爽と稲の刈り取りを行う姿を見ると、まだまだ!とってもお元気そうです。