2019年 酒井美由紀さん

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酒井美由紀さんが作る、アイガモ農法コシヒカリ。

令和元年度産、熊本阿蘇産。酒井美由紀さんが作る、アイガモ農法のお米。

この商品の生産情報

酒井忠晃さん

生産者

酒井美由紀

生産地

熊本県阿蘇郡産山村田尻

品種

コシヒカリ

農薬の使用

使用なし

肥料の使用

グアノ、油粕いずれも有機JAS適合肥料

農薬不使用の年数

21年〜31年

化学肥料不使用の年数

21年〜31年

娘の美由紀さんに代替わり

当店の開店後から販売を始めました「酒井忠晃さんのお米」ですが、いよいよ娘さんに本格的に代替わりとなりました。そこで今年度より「酒井美由紀さんのお米」として改めて販売させていただきます。
もちろん田んぼは酒井忠晃さんから受け継いでおりますので、長いものでは30年以上、短い田んぼでも20年以上の無農薬栽培歴となります。美由紀さんは米作りだけでなく畜産も継いだため、これから大忙しとなります。

酒井さん父娘

アイガモ農法

美由紀さんもやはり「アイガモ」を田んぼに放って雑草を食べてもらうことにより除草剤を使わずに米作りを行う、いわゆる「アイガモ農法」でお米を作ります。以前は「有機JAS」を取得していた酒井さんのお米ですが、取得していない現在も肥料は有機JAS規格に適合した有機肥料を使用しております。「グアノ」は海鳥のフンや餌の魚、卵の殻が化石化した肥料で、「油粕」は菜種から油を採った後に出る皮などのカスとなります。

アイガモを田んぼに入れる際は、食育を目的として、毎年同じ村内にある「うぶやま保育園」の園児たちにアイガモを入れてもらっております。今年も昨年と同じく当店の農作業と重なったことから、取材に行けませんでしたので、これまでの写真を掲載しておきます。

泳ぐアイガモ

2014年のアイガモ入れの様子 2014年のアイガモ入れの様子

2015年のアイガモ入れの様子 2015年のアイガモ入れの様子

2017年のアイガモ入れの様子 2017年のアイガモ入れの様子

アイガモは田に放った直後から草を食べ始める アイガモは田に放った直後から草を食べ始める

稲刈り

2019年10月14日。酒井さんの田んぼへ到着すると、田んぼの上に張ったテグスと周囲に張った網を回収しているところでした。「本当はもっと前にやっとかなんかったけど、忙しくて」と、作業もほどほどに「すいません、ちょっと牛のとこ行ってきます」と、牛舎へと向かいました。今日は稲刈りと畜産の作業が重なり、かなりお忙しいようです。

美由紀さんがいない分、息子さんがお手伝いをして、やや遅れること稲刈りスタート。近くのライスセンターの方が3条刈りのコンバインで稲を刈り始めます。

今年はアイガモがカラスにやられたり、網の隙間から脱走したりして、最終的には数が半分以下になったそうです。なかでも、ある田んぼはとうとう「アイガモ1匹」になったものの、なんだかんだ除草してくれたそうで、酒井さんのお母さん曰く「除草だけだったら本当はそんなにアイガモの数はいらんのかもしれんね」とのこと。たった一匹で雑草を食べるアイガモ・・・、さみしいのか、それとも食べ放題で嬉しいんでしょうか。

というわけで今年度から販売開始する「酒井美由紀さんのお米」。忠晃さんも水に見回りなど手伝ってくれているそうで、正しくは「酒井さんちのお米」となります。

稲刈り中 稲刈りを行う酒井さんの田んぼ

カラスよけのテグスや周囲の網を回収する カラスよけのテグスや周囲の網を回収する

稲刈り中、息子さんは電柵を回収 稲刈り中、息子さんは電柵を回収

アイガモによる除草で雑草は全く無し! アイガモによる除草で雑草は全く無し!

籾は近くのライスセンターへ運ぶ 籾は近くのライスセンターへ運ぶ

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