Nishida Masashi
2012西田正志さん 24年度産商品ページ

無農薬栽培米の米ぬかと稲わらだけで作るコシヒカリ。

25年度産の田んぼと西田さん。

阿蘇山と外輪山の迫間にて、ひたすら田園を広げる阿蘇市狩尾地区。この場所で実に18年も前ら無農薬・無化学肥料栽培にて米作りを行っている生産者がいます。

農薬中毒を体験し、有機農家に。
西田正志さんは以前、農薬を使った慣行栽培でお米を作っていました。しかし、農薬散布後に農機具を洗っていた際に突然意識が朦朧とし出し、さらに発疹が全身に広がっていきました。急性農薬中毒でした。

農薬の恐ろしさを身をもって体験した西田さんは、それから18年の間、一切農薬の類を使用することなく米を作り続けております。

稲の成長具合を確認する西田さん。

使用しないのは除草剤や殺虫剤といった農薬だけではありません。西田さんは有機性の肥料である「堆肥」も一切使用しないのです。

「昔の牛は草原の草だけ食べてました。しかし今の牛は外国産の遺伝子組み換え作物やら病気防止のための抗生物質やらいろいろ食べてます。そんな牛から出来る堆肥は、いくら有機肥料といえど、稲やそれを食べる人間に良いとは思えないんです」

健康な牛の堆肥ならいいんですが、実際はに薬は一切与えず国産の飼料のみで育てている牛なんて日本中探してもそうはいないのが現状です。

肥料は無農薬栽培米の米ぬかと稲わらのみ
そういった理由により、西田さんが使用する肥料は植物性の有機肥料のみ、しかも前年度に収穫した無農薬栽培米の稲わらと米ぬかだけです。一応表記は「無化学肥料栽培」としておりますが、その田んぼで収穫した稲の一部をその田んぼに還元しているだけですので、農法的には無施肥の「自然栽培」に限りなく近い栽培方法です。

  • 田植え後間もない稲。
  • 深水管理のため水は入れっぱなしにしておく。
  • 稲刈り前の田んぼの様子。
西田さんの稲と化学肥料を使った稲の比較。

苗を育てる際の土にも一工夫施すという西田さん。
「苗に使用する土は、阿蘇山から採取した土に自分の田んぼの土を少々混ぜるんです」
そうすることで田んぼの土の栄養分が苗に効くそうで、最初弱々しい苗もすぐに元気に伸び出すそうです。もちろん肥料は一切入れません。

乾燥・籾摺りも無農薬米専用機。
また、自分の米が農薬や化学肥料を使った慣行栽培の米と混ざらないよう、家の倉庫に米の乾燥機や籾摺り機など一通り揃えているそうです。
農薬中毒を体験し、農薬の恐ろしさを誰よりも分かっている西田さんですから、安全には人一倍気をつけているのです。

除草機をかける前の田んぼ。

今年の除草は気合い入ってます。
今年の稲作ももう始まっており、写真を撮りに行った時には田植えは完了しておりました。
なんでも去年、思い切って大型の除草機を購入したそうで、「これで除草が幾分か楽になるよ!」とのこと。しかし、「よりよい除草を考えると、やはり手押し除草機もかけたほうがいい」という結論に達し、手押し除草機を2回かけた後で大型の乗用除草機をかけるそうです。に、西田さん、過労で倒れないでくださいね。

去年は九州北部豪雨の影響により、ものすご〜く収穫量が少なかったという西田さんの田んぼ。今年の稲は元気に育ちそうです。

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

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