生産者
長野訓之
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ササニシキ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
10年目
化学肥料不使用の年数
15年以上
肥料不使用の年数
圃場10年目 / 苗土6年目※2016年までは苗土にのみ有機肥料を使用
2022年5月9日、長野訓之さんが田植えを行いました。今年も引き続き「ササニシキ」を栽培いたします。
昨年は組合の自動直進機能付きの最新田植え機で田植えを行った長野さんの田んぼですが、どうやら本日は最新田植え機を運転できるオペレーターが仕事や用事で一人もいないらしく、2年ぶりに長野さん自ら田植えを行います。
「今年は去年よりも伸びがよかばい」
阿蘇の冷涼な気候に加え、苗土にも肥料を施さない無施肥栽培では非常に育苗が難しいササニシキですが、今年は4月の気温が上がったおかげで苗の成長も比較的良いようです。
2022年9月13日、稲刈りを行いました。
長野さんの田んぼへ到着すると、2枚続きの田んぼの1枚目を刈り始めたところでした。北野悦之さんがコンバインで稲を刈り、長野さんと藤原さんが籾運びを行っております。見たところ、今年は昨年よりも出来が良さそうな気がしますね。
「去年よりは分けつがあるような気がするばいね」
事実、この約2反の田んぼでは昨年比で130kgほど収穫量が多く、反1俵ほど多く採れたことになります。春から夏にかけてずっと暑かったですからね。
そうこうしているうちに2枚めの田んぼの稲刈りへ。こっちの田んぼは入水側が結構ぬかるんでますね。
「いつ稲刈りするか分からんからギリギリまで水を入れとったけんね」
稲は収穫直前まで水を入れたほうが水分量が維持されお米が美味しくなる一方、土が乾いてある程度固くなっていないと稲刈りの時にコンバインがぬかるみにハマる恐れがあります。品質を考えると水を入れたいし、作業性を考えると数日前から水を止めて乾かしておきたいし・・・。そういったバランスを考えながら水の駆け引きを行うのも米農家の重要な仕事なのです。