Tetsuya Kitano
2015北野鉄矢さん 27年度産商品ページ

北野鉄矢さんの無農薬・無施肥栽培のお米

稲刈りを行う北野鉄矢さん

Harvest 稲刈り

9月11日、稲刈りが始まりました。

北野鉄矢さんはコシヒカリとヒノヒカリを栽培しておりますが、
まずはコシヒカリの稲刈りから。

長野訓之さんの稲刈りと同じく、鉄矢さんがコンバインで稲を刈り、長野さんが籾の運搬を行います。
私が到着した時には3枚あるコシヒカリの田んぼのうち、すでに1枚目は刈り取りを終え、 2枚目を刈り始めようとしておりました。田の周囲からぐるぐると内側に向かって刈り取っていきます。

ゆっくりと、時おり運転席から立って刈り取りのラインを確認しながら、確実に稲を刈り取っていきます。そこには稲の一本たりとも刈り残しはありません。やはり北野鉄矢さん、田植え、除草と同じく、稲刈りもまた「完璧」です。

真剣な表情で稲刈りを行う

稲刈りも上手下手があり、特に倒れた稲をうまく刈り取るのは技術と経験が要求されるのですが、鉄矢さんはそもそも稲を倒しません。2年前の猛暑だった年、阿蘇のほとんどのコシヒカリが根元からベタリと倒れる中、鉄矢さんのコシヒカリは「いつもより、やや斜めってるかなぁ〜」くらいでしたから。

作業に一切妥協は許さず、いろいろな試行錯誤を行い、常に最良の米を作ろうと心がける。これぞまさしく農家の鑑、同じ米農家として「こうありたい」と思うような、超高レベルの篤農家です。

もしお客さんに「どのお米がお薦めですか」と聞かれたら、当店のお米はもちろん全部お薦めなんですが、それでもどうしてもどれか一つ選べと言われたらその時は鉄矢さんのお米を薦めておけば間違いはない。
北野鉄矢さんが作る無農薬・無施肥栽培のお米はそんなお米です。

サングラスをかけて稲刈りを行う北野鉄矢さん
  • 2枚目のコシヒカリの田んぼを稲刈り中。今年は6〜7月が雨が多かったためか、収量はやや少なめとのこと。

    2枚目のコシヒカリの田んぼを稲刈り中。今年は6〜7月が雨が多かったためか、収量はやや少なめとのこと。

  • 籾の一粒すら落とさないぞ、というレベルで稲刈りを行う。鉄矢さんの作業は見てるだけで勉強になる。

    籾の一粒すら落とさないぞ、というレベルで稲刈りを行う。鉄矢さんの作業は見てるだけで勉強になる。

  • 年作っている田んぼなので、運搬車に積み込む量や回数により、その場でおおよそのの収量が把握できるという。

    長年作っている田んぼなので、運搬車に積み込む量や回数により、その場でおおよそのの収量が把握できるという。

籾をコンテナにつむ北野鉄矢さん

Harvest 稲刈り

10月12日にヒノヒカリの稲刈り。

コシヒカリに続きまして、本日はヒノヒカリの稲刈りです。

北野鉄矢さんのヒノヒカリの田んぼは山の中にあるのですが、そこに到達するまでの道が非常に細く険しいため、今日は線路の中を歩いてやってきました。到着するとちょうど籾を軽トラに積んだコンテナへ移している作業中。今日も籾の運搬は長野訓之さんが行っているようです。奥さんは角の草刈りを終えたようで、休憩されておりました。

この山の中の田んぼには高島和子さんの山田錦の田んぼもあるのですが、そちらも本日稲刈りするようで、ちょうど東海大農学部応用植物科学科の阿部先生が学生たちを引き連れて調査に訪れておりました。

稲刈り中

さて、北野鉄矢さんのヒノヒカリですが、昨年度は異常な長雨の影響(たしか8月は2日間しか晴れた日がなかった)ためか稲こうじが繁殖し、収量に大きな影響がありました。今年も6月末から7月末に梅雨が明けるまで、ずっと雨が降りっぱなしでしたが、稲こうじの発生はどんな具合でしょうか。

……ん〜、見た感じほどんど無いですね。稲こうじは稲につく菌の塊なんですが、だいたい大発生した翌年は発生する確率が高くなると言われておりますので、鉄矢さんは越冬する菌を殺菌するため秋のうちに藁を満遍なく焼いたそうです。ほんと、米作りに関してはとことんやりますね。

イモチ、紋枯病、稲こうじ……。生物界同様、植物界に当然のごとく存在する数々の病原菌は、そのほとんどが農薬をまけば全く問題になりません。しかし農薬を使用しない農家たちは知恵をしぼって対抗していく他ないのです。

というわけで稲こうじの大発生を持ち前の篤農力で乗り越えた北野鉄矢さんの無農薬・無施肥栽培のヒノヒカリです。

※稲こうじは稲の穂につく菌の塊ですが、乾燥・籾すり中の選別過程で全て排除されますので、品質には全く影響はございません。

森に囲まれた田んぼ
  • 昨年は稲こうじが多く大きく減収したヒノヒカリだが、今年は発生が少なく収量も良さそうだ。

    昨年は稲こうじが多く大きく減収したヒノヒカリだが、今年は発生が少なく収量も良さそうだ。

  • かるだろうか、この斜面の管理っぷりが!稲に関係のない場所の草刈りすら、全くの妥協がない。

    分かるだろうか、この斜面の管理っぷりが!稲に関係のない場所の草刈りすら、全くの妥協がない。

  • すぐ脇に線路が通っており、時折電車が駆け抜けていく。観光のトロッコ列車が通る時には手を振ったりする。

    すぐ脇に線路が通っており、時折電車が駆け抜けていく。観光のトロッコ列車が通る時には手を振ったりする。

7月30日の北野鉄矢さんのコシヒカリ。

Summer

誰もが驚く、北野鉄矢さんの田んぼの素晴らしさ。

「ほー、ここん田は素晴らしかねー」8月30日。九州環境保全型農業技術研究会(通称:環保研)の現地見学会が行われ、無農薬・無化学肥料栽培または無施肥栽培で米作りを行う生産者の田んぼを見て回りました。そこで最も注目を集めるのは、やはり北野鉄矢さんの田んぼ。無農薬に関わらず全くと言っていいほど生えていない雑草。無施肥にも関わらず田の水口から水尻までビシッと揃った生育。造園業者が定期的に管理しているかのような美しい畔。なんじゃこりゃ。
「どうやったらここまで綺麗に出来るとかい?」多くの方がそう聞いてこられますが、「いや〜、鉄矢さんの田んぼですからね」としか答えようがありません。真似したくとも真似できない。これぞ農家の極みなのです。

北野鉄矢さんの田んぼ。どうやったらここまで管理できるのか
除草後の田んぼ

Weeding 除草

なぜここまで徹底して除草できるのか。うーん、すごすぎる。

ある日高島和子さんちに行くと、「さっき鉄矢さんがヒノヒカリの田んぼで草取りしよったよ」との情報を得たので、鉄矢さんの自宅へ伺うと、ちょうどお昼だったので帰ってこられておりました。「鉄矢さん、今日除草してるんですよね。昼から作業の写真撮っていいですか?」と聞くと、「ああ、もう午前中に終わったよ。今シーズンの除草はこれでおしまい」。ああ、一歩遅かった!

田植え後、数日経ってからまず除草機をかけ、また数日後に除草機をもう一回かける。そしたら後は手除草を行ったそうでしで、全面積(1ha以上)を手で撹拌しながらきっちり端から端まで除草を行ったそうです。

さすがの鉄矢さんも「もう腰が砕けるかと思ったよ」とヘトヘトのご様子。怠惰な農家の代表である私は「そう体を酷使してまで慣行栽培の田んぼより草が少ないほどにきっちり除草する必要はないんじゃないんですか」と思わず言ってしまいそうになるのですが、鉄矢さんにとってそれは愚問。ここまでやるのは収穫量確保などが目的ではなく、これが北野鉄矢さんという農家の生き方なのでございます!

北野さんのヒノヒカリの田んぼ
  • 7月9日、ヒノヒカリの稲。この時期、旺盛に分けつが進むのでこれまでに雑草は取り切っておいたほうが良いのだ。

    7月9日、ヒノヒカリの稲。この時期、旺盛に分けつが進むのでこれまでに雑草は取り切っておいたほうが良いのだ。

  • 田んぼの形に合わせてカーブを描く苗列の間に点々と足跡が残る。鉄矢さんがくまなく手除草を行った証だ。

    田んぼの形に合わせてカーブを描く苗列の間に点々と足跡が残る。鉄矢さんがくまなく手除草を行った証だ。

  • 午前中までは除草を行っていたので、まだ水面にはかき混ぜて浮かせた雑草が漂っていた。

    午前中までは除草を行っていたので、まだ水面にはかき混ぜて浮かせた雑草が漂っていた。

コシヒカリの田植えを行う北野鉄矢さん

Planting 田植え

あせらず、ゆっくりと。それが真〜っ直ぐに苗を植える秘訣。

さて田植え。北野鉄矢さんの田んぼはそれはもう真っ直ぐに苗が植えられているのですが、やはりポイントは速度のようです。まず一番の基準となる端をもっともゆっくり綺麗に植え、次の列からは少しはスピードをアップさせるものの、やはり普通の田植えに比べるとずいぶんと低速です。
なぜここまで真っ直ぐさを求めるのか。もちろん一番の理由は「除草機を掛けやすくするため」でしょう。植え付けの列が少しでも歪んていると除草機で苗を倒しちゃいますからね。でもやっぱり「誰よりも美しく植えるぞ!」という北野鉄矢さんの性格も大きな理由はではないでしょうか。

  • ニールハウスから出したコシヒカリの苗を軽トラの荷台に積み、圃場へ運ぶ。水を吸った苗箱は重く、結構な重労働。

    ビニールハウスから出したコシヒカリの苗を軽トラの荷台に積み、圃場へ運ぶ。水を吸った苗箱は重く、結構な重労働。

  • そもそも圃場の均平もすごい。レーザーレベラーもなしに高低差±4cmくらいに仕上げているんじゃないだろうか。

    そもそも圃場の均平もすごい。レーザーレベラーもなしに高低差±4cmくらいに仕上げているんじゃないだろうか。

  • 育苗はもちろん、田植え機の自家整備も万端のため、厚植えしているわけでもないのに欠株が非常に少ない。

    育苗はもちろん、田植え機の自家整備も万端のため、厚植えしているわけでもないのに欠株が非常に少ない。

種まきを行う北野鉄矢さん

Seed 種まき

北野鉄矢さんの米作り、始動。

いついっても田んぼが綺麗に草刈りしてあるわ、水田内に雑草の姿がないわ、畔はカチカチで全然崩れる気配はないわの完璧な状態を保っている、篤農家の北野鉄矢さん。種まきの様子を見ても、やっぱり完璧主義でした。
手動の種まき期でザーッと種をまいたら、種同士が重なっている部分を細い棒でちょんちょんとし、いい具合に調整するんですね。いや、普通そこまでやらないでしょう。
育苗しているハウスにも床、天井と二つの温度計を設置して、真に最適な温度を割り出してハウス内の温度調整を行っております。いや〜、やっぱ米作りへの姿勢が違いますわ。見習わなければ。

  •  自宅横にあるビニールハウス内で育苗を行う。奥がコシヒカリで手前の背が低いのがヒノヒカリの苗。

    自宅横にあるビニールハウス内で育苗を行う。奥がコシヒカリで手前の背が低いのがヒノヒカリの苗。

  • ビニールハウス内での育苗はきめ細やかな温度管理が必須。温度計で温度を計りながらハウスの開閉を行う。

    ビニールハウス内での育苗はきめ細やかな温度管理が必須。温度計で温度を計りながらハウスの開閉を行う。

  • 北野鉄矢さんは毎年いろいろな実験を行っている。写真は太陽シートベタ掛けの場合の育苗を実験中の様子。

    北野鉄矢さんは毎年いろいろな実験を行っている。写真は太陽シートベタ掛けの場合の育苗を実験中の様子。

生産情報

  • 生産者

    北野鉄矢

  • 生産地

    熊本県南阿蘇村河陽

  • 品種

    コシヒカリ、ヒノヒカリ

  • 農薬の使用

    なし

  • 肥料の使用

    なし

  • 除草方法

    機械除草、手除草

  • 種籾の消毒

    温湯消毒を実施

  • 種籾の入手

    自家採種

  • 栽培の履歴

    田植え …
    コシヒカリ / 2015年5月7日
    稲刈り …
    コシヒカリ / 2015年9月11日
    ヒノヒカリ / 2015年10月12日

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

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