生産者
北野鉄矢さん
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ササニシキ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
7-8年目
肥料不使用の年数
7-8年目
昨年より全ての田んぼで「ササニシキ」を栽培している北野鉄矢さん。今年度も引き続きササニシキを栽培いたします。
2018年5月9日、北野鉄矢さんの苗を撮影に伺うと、近くの田んぼで代掻きを行っておりました。話を聞くとあと3日後に田植えを行うとのこと。自宅横のビニールハウスに行くと、田植えを待つササニシキの苗がずらりと並んでおりました。
2018年5月12日、一回目の田植えを行いました。丁寧な代掻きで高低差が極めて少なくなった田んぼにまっすぐに苗を植えていきます。今年は寒さのせいか苗の伸びが遅く、そのため田植えも少し遅らせておこなったそうです。
5月17日には別の場所の田んぼで田植えを行いました。苗を一輪車で運びながら一人で作業していきます。
奥の田んぼで田植えするのが北野鉄矢さん
植えたばかりのササニシキの苗
この日は高島さんと緒方さんも田植えしていた
細かくターンして田植えしていく
2018年5月29日。北野鉄矢さんの田んぼを通りかかると除草機掛けを行っておりました。
2条のエンジンつき除草機「ミニエース」で土を撹拌し、まだ小さな雑草を水に浮かせて除草していきます。この時点では水の中を見ても雑草の姿は確認できませんが、実は出芽し、土中に根を伸ばしております。まだ雑草が緑化もしていないほど小さな時点で除草を行うのが最も効果的なのです。
「ミニエース」で除草を行う
2条ずつなので広い田んぼは時間がかかる
2018年9月5日、稲刈りを行いました。
この田んぼの田植えが5月12日でしたから、4ヶ月経っておりません。2018年の夏は災害レベルと言われるほどの猛暑で、比較的涼しい阿蘇でも暑い日が続いたためか出穂がずいぶん早く、稲刈りもかなり早めになりました。
3日前にまとまった雨が降っていたため田んぼの中はやや泥濘んでいたため、北野さんは無理して旋回せずにある程度中を刈った後に周りの列を刈っています。こうすることによりコンバインのクローラーで土をえぐらずに圃場を痛めることなく稲刈りができます。
除草剤を一切使用しないにも関わらずヒエ1本も見当たらない田んぼを見てもわかる通り、北野鉄矢さんは徹底した完璧主義。誰もが認める「プロの農家」が作る自然栽培のササニシキです。
籾を取りそこねないよう、ゆっくりと稲を刈る
青米も少なく、適期に刈り取りできたようだ