生産者
北野悦之
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
11年以上
化学肥料不使用の年数
11年以上
肥料不使用の年数
4年以上
令和2年度産の北野悦之さんの田植えですが、昨年に引き続き今年取材に行けませんでした。申し訳ございません!そこで過去の田植え作業の様子を掲載しております。
今年も農薬・肥料を使用しない、いわゆる「自然栽培」でお米を作る北野悦之さん。自分の田んぼだけではなく、いろいろな生産者の田植え作業も請け負っているため、毎年この時期は休みなしで働いております。
2020年10月7日、稲刈りを行いました。
今年もコンバインで稲を刈るオペレーターとして多くの農家の稲刈りを行ってきた北野さん。ようやく自分の田んぼの稲刈りです。喜多ライスセンターのすぐ近く、棚田状になった田んぼから稲刈りを行います。
とその前に忘れちゃいけないのが「コンバインの清掃」。このコンバインは多くの無農薬栽培のお米の稲刈りも行っておりますが、慣行栽培のお米の稲刈りの後はそれらのお米と混ざらないようにきちんと清掃を行っております。北野さんたちは特に有機JASの規格などは取得しておりませんが、ライスセンターで独自に作業手順を決めてコンバインや乾燥、籾摺り時におけるコンタミ(異品種混入)を防止しております。清掃が終わったら自走で田んぼまで移動し、到着したらすぐに稲刈りを開始します。
今年の熊本地方はウンカ(浮塵子)という害虫の発生が多く、この害虫が繁殖すると稲が枯れてしまい、収穫量が激減してしまいます。北野さんのお米は比較的遅く植えておりましたのでウンカの被害は全くないようですね。江戸時代から発生しているウンカの被害ですが、近年は農薬を使った防除が行われております。しかし当然北野さんら無農薬栽培のお米は農薬は使用できないため、害虫の対策も非常に難しいのが現状です。
「いや〜、これでやっとうちの稲刈りも終わったばい!」
北野さんのヒノヒカリと酒米・山田錦の稲刈りが終わればもうここらの農家の稲刈りもほとんど終わり。苗作り、田植え、除草、そして稲刈りと地域の米作りの多くの作業を担ってきた北野さんの米作りも一旦終了です。次は稲刈り後の田んぼをトラクターで耕うんすることから来年度の米作りが始まります。