生産者
井芹政重
生産地
阿蘇郡南阿蘇村久石
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
3〜8年目
化学肥料不使用の年数
3〜8年目
肥料不使用の年数
3〜7年目
2020年5月21日、井芹政重さんが田植えを行いました。
井芹さん宅から数十メートル。阿蘇外輪山の山麓を切り拓いて作られた棚田状の田んぼに今年もヒノヒカリを植えます。柿を育てている農業用ハウスで育てた苗はここ最近の好天によりしっかりと伸びております。田植え後もしばらくは天気が良さそうなので活着も早そうです。
「今年のゴールデンウィークは全然道が混まんかったばい」
井芹さん宅のすぐ近くには「あそ望の郷くぎの」という南阿蘇でも人気の高い道の駅があり、例年ゴールデンウィーク中は県道もびっしりと車で渋滞するのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で観光客はもちろん、地元の人でさえ出歩くことが少なくなっています。観光スポットの多い阿蘇地域にとって今回の観光客減は死活問題です。
2020年10月7日、稲刈りを行いました。
今年もいつものオペレーターとお手伝いの方がそれぞれコンバイン、籾運搬トラックに乗り稲刈りを行います。今日は井芹さんはお忙しいということでご自宅で作業されているので、稲刈りはお二人に完全にお任せされているようです。
今年の阿蘇地域のお米は今のところあまり収穫量が良くなく、平均では平年の8割ほど。これは7月の天候不順の影響で、苗が分けつ、つまり茎を増やす時期に気温が上がらないと収穫量に影響を及ぼすのです。もちろんお米の食味には全く影響はないのでお客様方には安心していただきたいのですが、収穫量が低いと単純に農家さんの収入に影響しますので大きな問題です。
しかし肥料を使用して収穫量を増やすことができない以上、天候も含めてこれが「自然栽培」。8月以降の天候が良かったので登熟が進んで実は大きく、とても食味は高いと思います。