Yoshiyuki Goto
2014五嶋義行さん 26年度産商品ページ

基盤整備してある四角い田んぼに5条刈りのコンバインの組み合わせだと、稲刈りはあっという間に終わってしまう。全部終わる前に写真が撮れてよかった。

基盤整備してある四角い田んぼに5条刈りのコンバインの組み合わせだと、稲刈りはあっという間に終わってしまう。全部終わる前に写真が撮れてよかった。

森のくまさんとヒノヒカリは晩生の品種だったために夏の天候不順の影響はあまり受けず、収量も例年通りだったとか。逆に早生のコシヒカリはやや収量が低下してしまった。早生も晩生も年によって一長一短なので、どの品種をどれだけ植えるか、毎年農家は頭を悩ませる。

森のくまさんとヒノヒカリは晩生の品種だったために夏の天候不順の影響はあまり受けず、収量も例年通りだったとか。逆に早生のコシヒカリはやや収量が低下してしまった。早生も晩生も年によって一長一短なので、どの品種をどれだけ植えるか、毎年農家は頭を悩ませる。

五嶋義行さんもようやく稲刈り

さて、ようやく五嶋義行さんも稲刈り。前回のコシヒカリの稲刈りは撮影できませんでしたが、今回はバッチリ撮ってきましたよ。

午前11時。五嶋さんから「今“森のくまさん”の稲刈りしよるよ」と電話がありましたのですぐに出発。到着するとすぐに3分の1ほどは刈り終わっておりました。そうか、あれが噂の1200万円もするコンバインか。ハイスピード&5条刈りなのでもたもたしてるとあっという間に稲刈りが終わってしまいそうです。よし、まずは五嶋さんの写真を撮ろう。五嶋さーん、田んぼに入ってください。写真撮りますんでー……って、あれ、いない!?

店長が焦っていると、籾の運搬コンテナを積んだ軽トラックで五嶋さんがやってきました。良かった良かった、五嶋さんが籾を運んでいたんですね。今日はいないのかと思って“こりゃ今年は五嶋さんの写真が撮れないぞ”って焦りましたよ。そんなこんなで間近にそびえる阿蘇外輪山をバックに写真をパチリ。いい写真が撮れました。

さてさて、今年の米の出来はどうでした

ここの田んぼはヒエは多いけど茎数は多そうだし、収量も結構ありそうですね。
「ヒノヒカリなんかは反5〜6俵くらい穫れたんじゃないかな。秋になってから天気が回復したから実がしっかり詰まってくれたよ」

今年の熊本地方はとにかく雨続きで、晴れた日なんて数えるほどしかありませんでした。そのため早生(早い時期に植えて早い時期に収穫する)の品種であるコシヒカリはあまり収量が上がらなかったとのこと。逆に晩生(遅い時期に植えて遅い時期に収穫する)の品種である森のくまさんやヒノヒカリは秋に入っての天候の回復もあってか、収量は例年と同じくらい穫れたとのことです。

でも晩生の品種は遅い時期に刈り取らなければならないために台風の直撃を受けて倒れてしまったりと、これはこれでリスクがあるんですよね。そういうリスクや作業性の分散を考慮して五嶋さんはいろんな品種を栽培しているのです。

「でも自然栽培の収量は結局“雑草”、これに尽きるよ。どんないい天気でもなんの品種でも、草に負けたら収量は上がらないもんね」 農薬はもちろん有機肥料さえ一切使用しない五嶋さんの自然栽培米。今年で無農薬栽培歴31年の五嶋さんでさえ、自然と共存しながらの米作りを行うにはまだまだいろいろな研究が必要だと話しておられました。

五嶋義行さんの田植え。
種まきと同じく一家三人で田植え作業をそつなくこなしていく。苗はいつもより小さめとは言うものの、これだけ伸びていれば雑草を抑えるための深水にも耐えるはずだ。

種まきと同じく一家三人で田植え作業をそつなくこなしていく。苗はいつもより小さめとは言うものの、これだけ伸びていれば雑草を抑えるための深水にも耐えるはずだ。

5月27日、まずはコシヒカリの田植え

五嶋さんの田んぼに到着すると、あれ?五嶋さんがいない。電話すると・・・「今、家に苗を取りに帰ってきてるよ」よかった、終わったわけじゃなかったみたい。

五嶋さんの家につくと、家の目の前の田んぼに作られた苗代から苗を引き上げてトラックへ積み込んでおりました。今年の苗の出来はどうでした?「うーん、寒さのせいでいつもよりちょっと小さいかな」。

そうなんです!阿蘇では5月中旬にやたら冷え込んだ日があり、そのせいで当店の苗も成長が非常に遅れているのです。しかし五嶋さんは・・・「まぁ、よかよか!なんだかんだで最後はちゃんと育つよ!」何十年も無農薬栽培で米作りをやっている五嶋さんですから、このくらいの事で稲はへこたれないことを知っているのです。

今日はまず早生のコシヒカリの田植えを行い、その後ヒノヒカリ、ミルキークイーンを植えていきます。そしていよいよ除草作業が始まります。

五嶋義行さんの種まき。
育苗準備が完了した苗床。この季節、阿蘇はまだまだ寒いため、ある程度まで育つまでは銀シートと不織布で二重の保温を行う。

育苗準備が完了した苗床。この季節、阿蘇はまだまだ寒いため、ある程度まで育つまでは銀シートと不織布で二重の保温を行う。

4月17日、家族3人で種まき作業

今年の五嶋義行さんの種まき作業は4月17日に行われました。

五嶋さんはコシヒカリ、ヒノヒカリ、ミルキークイーンの3種類の品種を作っておられますが、いずれも今日が種まき。ヒノヒカリはコシヒカリに比べて晩稲(おくて)の品種ですので、同じ種まき日でも収穫日は一ヶ月ほど遅くなるそうです。

全部で3haほど栽培しているだけあって、苗箱もかなりの数。ですので種まき、覆土(上から土を被せる)、散水を一度に行うことができるオート種まき機を使用しております。店長も欲しいです、この種まき機。うらやましい。

種まきが完了した苗は田んぼに持っていって、そのままここで育苗を行います。並べた苗箱の上から直射日光を防ぐ銀シートを被せ、さらにその上から保温や保湿を目的とした不織布をハウス上に被せていきます。この方式の育苗方法を「保温折衷苗代育苗」といい、基本的に外気温で育てることにより苗が伸びすぎず、ズングリムックリとした健康な苗が育つのです。

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

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