生産者
後藤松子
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
7年目
化学肥料不使用の年数
7年目
肥料不使用の年数
3年目
2018年9月18日。後藤松子さんの田んぼを通りかかると、草刈りをやっていらっしゃいました。
「もうすぐ稲刈りだけんね、田の入り口と畦ば刈っとこうと思って」
どうやら休憩中だった松子さん、「さてそろそろ始めようか」と草刈り機に混合油を入れます。スターターを引いてエンジンを起こしたら、ヒョイと草刈り機を担いで草刈りを再開。たしか松子さんはもう83才だと思うのですが・・・うーん、ここまでお元気だと、やっぱり健康の秘訣は米作りなんでしょうね。
晩稲のヒノヒカリですので、稲はまだ緑がかっております。これから数週間さらに光合成を行い、その実を熟させます。穂が出てから稲刈りまでがコシヒカリより長いヒノヒカリは、収穫が遅い分、日光を浴びて光合成をする期間が長いので、非常に美味しいのが特徴です。晴天が続けば、10月中旬ごろに稲刈りとなります。
燃料を入れてスターターロープを引いて起動
道や畦など田んぼの回りを全て草刈りする
2019年10月10日、後藤松子さんが稲刈りを行いました。
この日は稲刈りを行う北野悦之さんがかなり多忙だった模様で、稲刈りを終えた次の日、「ごめーん、松子さんの稲刈り連絡するの忘れとった!」とご連絡がありました。北野悦之さんも稲刈り時期は休みなく働いておりますので、多少の連絡忘れは仕方ありません!そんなわけで、これまでの稲刈りの画像を掲載しておきます。
後日、松子さんに今年の米作りの話を聞くと、「なんか"くず米"が少なかったばい」と、まずまずの品質だっとご様子。今年の九州地方の米は全体的に収穫量が悪いのですが、その理由が選別で弾かれる小粒の米(くず米)の多さ。夏場は暑かったものの、5月〜6月の日照不足のためか、くず米が多く、収穫量は平年よりやや下回ったのですが、松子さんの田んぼは昔から地力があり、収穫量も平年並みだし、くず米も少なかったそうです。
今年で無農薬・無化学肥料栽培歴は7年目。有機肥料の施肥も止めて無施肥栽培に切り替えてからは3年目となります。
コンバインに乗る北野悦之さんに差し入れする松子さん
田んぼに入って稲刈り前に最後の雑草抜きをする