生産者
後藤松子
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
6年目
化学肥料不使用の年数
6年目
肥料不使用の年数
2年目
2018年6月1日。後藤松子さんの田んぼを通りかかると、補植を行う松子さんの姿がありました。
先日田植えを終えたそうですが、数日経って土が落ち着いてきたので、田植機では植えきれない入り口や角部分に苗を手で植えております。
「今年は暑かね〜」と言いながら、苗をすごいスピードで植えていきます。さすが数十年のキャリアを持つ農家さんは手つきが違いますね。
品種はヒノヒカリ、今年も育苗の段階から稲刈りまで農薬・肥料を使用せずに栽培しております。
腰に括り付けたかごから苗を取り、手で植える
田植え後に土がある程度固くなったら補植に入る
2018年10月18日、稲刈りを行いました。
田んぼへ到着すると、松子さんが田の入り口の手刈りを行っておりました。それが終わると田んぼの中に入ってヒエやらチョウジタデなどの雑草を刈り取っておられます。例年は雑草の姿が全く見られない松子さんの田んぼですが、今年は少し雑草が生えてますね。
「2ヶ月ばかし骨折で入院しとったとよ」
実は先日取材した田植え直前まで2ヶ月入院していたという松子さん、そのせいで今年は北野悦之さんに除草機を一回押してもらったものの、手除草には一回も入っていないそうです。けど、ほとんど除草してないわりには雑草が少ないですね。
「今まできっちり除草してきたけん、ヒエの種やら落ちとらんもんね」
これまで徹底的に草取りを行った結果、土の中に雑草の種が少なくなっているため発芽する雑草も少なく、除草しなくても草が少なかったんですね。
「骨折しとるのに気づかんで老人会の旅行まで行ったとよ〜」と笑う松子さん、退院後はすっかり元気を取り戻し、「来年は草ば全部取るけんね」と、すでに来年の米作りに向けて意欲を燃やしておりました。
まずは田んぼ入り口の手刈りから行う
稲刈り前に刈り取ったヒエ
コンバインに乗るのは北野悦之さん
ライスセンターのすぐ近くなのでぎりぎりまで籾を積む