
生産者
藤原勝義
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
8-9年目
化学肥料不使用の年数
8-9年目
肥料不使用の年数
5年目
2020年5月17日、田植えを行いました。
昨年は水不足によりかなり遅れた田植えですが、今年はほどほどに雨も降り、農業用水も確保できたことから例年通りに5月中旬に田植えすることができました。
今年も田植えは息子の藤原浩二さんが行います。ここ数年は浩二さんが田植えや稲刈りを行っていることもあり、もう作業もすっかり手慣れたもの。白川沿いの変形田を滞りなく植えていきます。
藤原さんは苗運び。自宅近くにあるビニールハウスまで苗を取りにいき、軽トラックに積んだ苗コンテナへ苗を積んでいきます。田植えよりこちらのほうが楽そう、と思いきや、苗が枯れないように土に水をたっぷり含ませた苗箱は重さが6kgほどになり、それを軽トラに積み、さらに田んぼでは畦に並べ、となると結構な重労働となります。
2020年5月21日。藤原さんの田んぼを通ると藤原さんが「植え継ぎ」をやっておられました。
今どきの田植機はとても精度が良いのですが、それでも爪の土詰まりや苗の出来によってはどうしても苗が取れずに植えた苗と苗の間に何も植えられていない隙間ができる場合があります。そうした隙間には苗を手作業で植えていきます。
正直、私などの最近の若い農家(実はたいして若くないけど)は植え継ぎなど一切しない農家も多く、実際に多少苗がない部分が多くても収穫量はほとんど変わらないのですが、農業歴数十年のベテラン農家は端から端までビシッと苗を植えるのが当たり前であり、2列連続で隙間があった日には「ズボラ農家」呼ばわりされてもおかしくありません。ですから田植え後には数日かけてすべての田んぼでくまなく植え継ぎ作業を行うのです。ああ最近の農家でよかった〜。
2020年6月16日。藤原さんの田んぼでは藤原さんが除草中でした。
田植え後一ヶ月経過し、すでに数回除草機をかけた田んぼには雑草の姿もほとんど見当たりませんが、気温が上がりだすこの時期から雑草の繁殖が旺盛となるため、小さい雑草も取り逃しておくと後々稲の出来に影響を及ぼす可能性も高いのです。
2020年10月4日、稲刈りを行いました。
今日は日曜日で息子の浩二さんが休みのためコンバインは浩二さんが乗り、藤原さんは角刈りや籾の運搬、電柵の片付けを行います。
奥さんとお孫さんと一緒にの電柵を外しながら田んぼの周囲をぐるりと周っていると、藤原さんの田んぼと隣の田んぼの境界線となっている斜面がおおきくえぐられておりました。これはイノシシがやってきた証拠。鼻先で土をえぐって木の根やミミズを食べるのです。集落からやや離れているここらの田んぼはイノシシもやりたい放題。昼間から行動し警戒心も薄くなったイノシシにはもはや電柵も効果が薄く、稲が倒されるなど被害が多発しております。
「昔は猟師がおったばってん、もう年で引退したけんな〜」
増える一方のイノシシ対策として、今秋にはメッシュ状の鉄柵を辺り一帯に設置するそうです。
稲刈りは順調に進み、籾の溜まり具合を見るからに収穫量も上々の様子でした。
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