生産者
藤原勝義
生産地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
品種
ヒノヒカリ
農薬の使用
使用なし
肥料の使用
使用なし
農薬不使用の年数
6〜7年目
化学肥料不使用の年数
6〜7年目
肥料不使用の年数
3年目
2018年5月9日。藤原勝義さんの育苗用のハウスには成長を続ける苗がずらりと並んでおりました。
藤原さんが主に栽培しているのはヒノヒカリと酒米の山田錦。いずれも育苗の段階から農薬と肥料を使用せず栽培します。
2018年5月23日、田植えを行いました。
パラパラと小雨が降る中、長野訓之さんの田んぼの隣にある30aほどの田んぼにヒノヒカリを植えていきます。
今年は春先の気温があまり上がらなかったせいか、苗の伸びが遅かったそうで、田植えを数日遅らせたそうです。無施肥栽培は肥料で苗の伸びを促進させることができないため、育苗中はハウスの開け締めによる気温調整をデリケートに行う必要があります。
苗がある程度活着したら手作業による補植を行い、その後除草作業を行います。
藤原さんの田はどれも外輪山のすぐ麓にある
成長が遅れていた苗も10cm以上になった
雨で少し深いが水没させず田植えできた
後日夫婦で補植作業を行った
2018年10月13日、稲刈りを行いました。
朝の10時半ごろに藤原さんの田んぼへ到着すると、1枚目を刈り終えて2枚目の田んぼへ到着したところでした。育苗ハウスの隣にある10aほどの田んぼを、息子の藤原浩二さんがコンバインに乗り込み稲刈りを行い、藤原さんはライスセンターへ刈り取った籾の運搬を行います。
30分ほどで刈り終わり、軽トラに積んだコンテナに籾を移すと、ちょうど一杯くらいになりました。
「ここ1枚でコンテナ一杯溜まったから、今年は収量は結構いいばいな」
何十年も同じ田んぼで米作りをやってきたので、この時点でかなり具体的な収量が分かるそうです。
長い間「エコファーマー認定農家」として減農薬・減化学肥料栽培で米作りを行ってきた藤原勝義さん。2012年〜2013年にかけて農薬と化学肥料の使用を止め、2016年からはそれまで苗土にだけ使用してきた有機肥料の使用も止めました。以来、ヒノヒカリと酒米・山田錦を無農薬・無施肥栽培で作っております。
藤本浩二さんの息子さんも稲刈りを見学
籾コンテナがいっぱいになり「収量も良かごたる」