Asokita gairin Farm
2014ASO北外輪ファーム 26年度産商品ページ

左から坂梨寿良さん、坂梨祐一さん、荒井弘さん、鎌倉善光さん、中川敬士さん。みなさん今年も朝から晩まで除草を頑張ったそうです。

左から坂梨寿良さん、坂梨祐一さん、荒井弘さん、鎌倉善光さん、中川敬士さん。みなさん今年も朝から晩まで除草を頑張ったそうです。

すぐそばにそびえ立つ山こそが組合名の由来である北外輪山。直径20kmにも渡る阿蘇カルデラを形成する外山である。毎年野焼きを行うので山の上部には草原が広がっている。

すぐそばにそびえ立つ山こそが組合名の由来である北外輪山。直径20kmにも渡る阿蘇カルデラを形成する外山である。毎年野焼きを行うので山の上部には草原が広がっている。

阿蘇市狩尾の有志による無農薬米生産組合

阿蘇市狩尾。当店ではおなじみである五嶋義行さん西田正志さんらがお米を作っているこの地区で、同じく無農薬栽培のお米を作っている生産者組合があります。

ASO北外輪ファーム」は、阿蘇市狩尾の5人の米農家で構成される無農薬・無化学肥料栽培米の生産グループです。4年前のこと。米の価格下落や消費量の低下、耕作放棄地の拡大という問題に直面していた農家たちは「このままじゃ阿蘇の米作りは崩壊してしまう」との危機感をつのらせ、農薬や化学肥料を一切使用しない米作りを行うことを決意しました。

組合長である鎌倉善光さんは組合の結成にあたり、こう考えました。「お米の無農薬栽培は信頼が第一。だから組合に加入してもらう生産者は信頼できる農家だけにしよう」
そこで大々的に組合加入の募集はせず、近隣の信頼できる農家だけに声をかけ、結果、鎌倉善光さん坂梨寿良さん坂梨祐一さん中川敬士さん荒井弘さんの5名で組合を立ち上げることとなりました。

有機JASを取得し、より信頼ある米作りへ

今日はASO北外輪ファームの稲刈りです。午後1時。籾コンテナを積んだトラックで一足早く田んぼに到着していた坂梨寿良さんと中川さんの元に、後ろにコンバインを積んだトラクターに乗って鎌倉さんがやってきました。
コンバインをゆっくりと降ろし、刃に油を差したらさっそく稲刈り開始です。今日稲刈りを行う品種は「にこまる」。高温障害に強い上にコシヒカリやヒノヒカリ並の良食味が特徴の品種です。

5条刈りのコンバインだと3反1枚の広い田んぼでもあっという間に籾がたまっていきます。籾はすぐに近くのライスセンターに運んで乾燥・籾摺りを行いますが、有機JASを取得しているので乾燥や籾摺り作業も他のお米と混ざらないようにきっちり掃除を行った後に投入しなければなりません。

農薬や化学肥料を使わずにお米を作るのはもちろん、生産組合としてきっちり管理するために昨年度より「有機JAS」を取得し、さらに信頼あるお米作りを行うASO北外輪ファームのみなさん。この阿蘇に安全な米作りを行う有志が増えてきているのはとても嬉しいことです。

有機JAS申請用の書類。

有機JASを取得するために提出する必要書類は膨大な数に及ぶ。画像は田んぼの位置関係の図。隣りの田んぼとの距離や農薬の混じった水が入らないかどうかまで厳しくチェックを受ける。さらにはお米の栽培工程はもちろん、使用した有機肥料の生産工程まで提出を求められる。有機JASは非常に厳しい検査なのだ。

ASO北外輪ファームが有機JASを取得する理由とは

有機JASとは、その農産物や農産加工品が農薬や化学肥料、食品添加物などを使用せずに作られているかどうかを登録認証機関が検査を行う制度です。検査を通過し認証を受けたものだけが有機農産物や有機農産加工品として「有機栽培」や「オーガニック」という文字を商品パッケージに記載することができます。当店では商品名に「無農薬栽培」や「自然栽培」という言葉は使用していても「有機栽培」という言葉を使っていないのは有機JAS規格を取得していないからなんですね。
当店で販売するお米は店長である私が生産者名や田んぼの場所から種まき、田植え、成長の過程、雑草の生え具合、稲刈りに至るまで全て自分の目でチェックいたしますが、普通の無農薬栽培の販売店はそれを行わないので、この有機JASを取得しているかどうかできちんとしたお米かどうかを見分けるのです。

ASO北外輪ファームが有機JASを取得している理由は2つあり、そういった直接顔を会わせない販売店にお米を卸していることが一つ。もう一つは「生産組合内できちんとした品質のお米を作るため」であります。 いくら無農薬栽培と言えど、5人いる組合員がバラバラで好き勝手に作っていてはお米の品質も信頼性もなくなってしまう可能性があります。ですからお互いに生産過程をチェックし合い、さらに有機JASという厳しい外部機関にチェックを受けてもらうことで、消費者に安心してお米を買い求めていただけるよう努力しているのです。

当店のお米のこだわり

無農薬栽培の米作りの様子

無農薬栽培米のみ取り扱い 当店は農薬や化学肥料を使用せず栽培したお米のみ取り扱いしております。万が一にも慣行栽培のお米が混ざることはありません。

当店のお米の生産者

信頼できる生産者たち 有機農産物は信頼性が第一。当店では阿蘇地域の生産者とだけ取り引きを行い、さらに栽培期間中は各生産者の圃場へ月に2回以上行き、栽培の様子を直に確認しております。

米袋

無料で脱酸素剤パック お米(5kg売り)には脱酸素剤を入れて無酸素状態にすることで、輸送中や保存時におけるお米の酸化や虫の発生による品質低下を防止しています。

精米

ご注文後に精米いたします お米の精米度合は玄米、白米、7分づき、5分づき、3分づきの5種類から無料にてご選択が可能です。

白米、玄米、分づき米

玄米、白米、分づきが選択可能 お米は精米した瞬間から品質低下が始まります。当店では精米をご注文後に行うことで、できるだけ新鮮なお米をお客様の元へお届けいたします。

新着情報

令和5年度産 新米 阿蘇産 無農薬栽培米